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10月1日の午前4時半が近い。土曜日に生徒にさせる中間テストの国語と数学の問題を作り終えたところ。今日はスペイン語の作文とか、教授のメールへの返事とか、このテスト作りとか、ずーっと書きつづけていた気がする。しかも3カ国語。頭の疲れがひどいのは、脳みその言語切り替えスイッチとフィルターがうまく作動してないってことかも。
つけっぱなしにしていたTVではイチローが大記録まであと1本に迫ったことをくり返し言っていた。ただ、ニュースで流れた映像は、イチローがヒットを打ったシーンと山のような日本報道陣のシーンが半分ずつ。コメントでも『日本中のメディアが見守る中・・・』って枕詞になってました。 大統領選でSwing States(浮動州)と目されている州の60都市を行脚中のマイケル・ムーアが今日はうちの大学で講演した。残念ながら絶対に行けるようなスケジュールではなかったので、夕方のローカルニュースで映像を見る。いやぁ、1月末のキャンパスでの講演の時以上に吼えてましたね。さすがジャーナリスト/カンヌ授賞ドキュメンタリー映画監督/活動家という肩書きの人である。今日の講演の様子はここの大学のキャンパス新聞がレポートしているが、ムーアはありとあらゆる話術を使って「たった一日でいいから政治を思い出せ。投票に行って、そしてKerryに投票しよう」と語ったようだ。 一方会場の外では共和党支持者が集まって、デモンストレーションをやっていたらしい。マイケル・ムーア、たとえば2年前の彼と今の彼とでは集客力も影響力も、したがって非難や攻撃の的になる可能性も段違いである。このムーアの来訪はバタバタで日程や段取りが決まったようだが、精力的にBush落選に向け活動しているムーアの強行軍もさることながら、前もって日程がわかっていると、どこでどう狙われるかわからない、というセキュリティ上の配慮もあるのではないかと思われる。 地元紙のLansing State Journalに講演の語録が出ていたので以下に引用。 ---------------------------------------------------- Moore quotes On Republicans: When I was growing up, Republicans weren't bad people. Everyone had one in the family. The Republican was the one who didn't leave a tip at the dinner table. Today's Republicans are so mean spirited. They've turned Bush into an ATM machine for the rich." (適当訳:共和党員について-私が子どもだったころ、共和党員は悪い人々ではなかった。(うまく訳せないから中略)今の共和党員は猛烈にたちの悪い奴らだ。彼らはブッシュを金持ちのためのATMマシンにしたてたんだ。) On American media: They were so excited about being embedded and hopping on a tank that they rolled over. We needed you to do your job, and you didn't do your job." (適当訳:アメリカメディアについて-彼らは深く取り込まれ、(取材で)戦車にのっけてもらったことに盛り上がってたんだよ。私たちはメディアにメディアとしての仕事をしてほしかったけど、メディアは仕事しなかったんだ) On his appearance at the Republican National Convention: All of you at some time in your lives have to be in a room with 10,000 people who all wish they had a rope in their hands." (適当訳:共和党全国大会に現れたことについて―誰もが人生のある時には、1万人の自分をしめ殺せたらと願ってる人たちと一緒にいなくちゃいけないこともあるんだよ) On civilian deaths in Iraq: They're human beings with souls, and they have just as much of a right to live as we do." (適当訳:イラクでの市民死傷について―彼らは魂のある人間だ。そして私たちがそうであるのとまったく同じように生きる権利を持っているんだ) On John Kerry: Whatever John Kerry says or does in the next few weeks, take a deep breath and say 'This election is bigger than John Kerry.' " (適当訳:John Kerryについて―今後数週間に彼が何をしようとも、深呼吸して言ってみればいい『この選挙はJohn Kerryより大きいのさ』って) ---------------------------------------------------- 夜は第一回目の大統領選討論会。内容については結構腹立たしい筋書きも多かったので、ここではおいておくとし(書き始めると一晩かかるし)、数日前からこの討論会で適用される非常に厳しいルールが話題になっていたが、でもそのおかげで、非常に雰囲気の落ちついた、要するにメディアや観客の声援やら拍手やらによるバイアスの少ない討論会に仕上がっていたと思う。しかも討論の進行役はこれまた顔色ひとつ変わらないPBS NewsHourのアンカーJim Lehrerだから、安心して見ていられた。 このPBSからのリンクで過去40年の大統領選討論会の分析ページを発見。Jim Lehrerがプロデュースしたページのようだ。まだちゃんと読んでませんが、忘れないうちにURLだけ残しておきます。 この中のDebate Historyの中です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 1, 2004 06:51:10 PM
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