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October 1, 2004
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カテゴリ:アメリカ私考
International Development and Sustainabilityのクラスのカリキュラムで、Food Bankへフィールドトリップ。行き先にはいくつか選択肢が用意されていたのだが、日程のかねあいと、かねてからFood Bankの取り組みには興味があったので、今日のトリップに参加する。

Food Bankというのは簡単に言うと、寄付で集められてくる余剰食料品を、貧しいために食料が買えない世帯に再分配していこうというシステム。今日訪問させていただいたのは、赤十字がやっているAmerican Second Harvest という全国組織の中部ミシガンセンターだが、他にもFood Bankという名でミシガンローカルレベルの組織もある。

2年前に住んでいたアパート周辺のコミュニティでは、近くの教会が各家庭の余剰食料を集めてFood Bankへ寄付する活動をやっていた。半年に一度くらいチラシが回ってきて、『○月○日に余剰食品を回収します。出していただけるものがあるようでしたら、紙袋などに入れて△△へ置いておいてください』と知らせてくれる。あわせて、こういうものはいいとか、消費期限が切れたものを出さないように気をつけて、などいくつかTipsが書いてあり、それにしたがって、スーパーの特売で大量に買ったけど、なかなか食べなかったコーンの缶詰とか、人にもらったけど味が口に合わずしまってあった果物の缶詰、実は嫌いで飲めないトマトジュースの缶詰などなどを食料棚からひっぱりだして袋に詰め、指定場所に積み上げておいたものだ。

そういう各家庭から回収されるものは微々たるものだろうが、この他にスーパーマーケットや食料品メーカーが大口寄付者となって供給をまかなっていて・・・とまぁ、書き出すときりがないのだけれど、結論からいくと、非常に良い社会見学をさせていただいた。あまりに稔り多きものだったので、今月8日発行のメルマガ『出たきり邦人』に出していただく連載原稿は、今日の体験から書くことにした。来週の今ごろはこの日記にも転載できる予定だが、ところでその原稿、いつ書く余裕があるというのかしらん(泣)

さて、このフィールドトリップ、9時半に現地集合ということで、参加するのは9人ほどだと聞いていた。唯一の日本人クラスメートO氏と連れ立って、生真面目ジャパニーズとしては10分前に現地に到着した・・・と思ったのだが、これが私の大チョンボ。そこは集合場所の組織のDistributionセンターではなく、組織のオフィスのある場所だった!!しかも、そこが組織のオフィスだとは後からわかったことで、外見はまったくの一般住居だったから、何がどうなっているのかすっかり途方にくれてしまった。

そもそも今週火曜日のクラスで、教授が黒板に今日のフィールドトリップの情報を書いてくださっていたのだが、おっちょこちょいの私はチラッと見て、その情報はすでにもらっていたハンドアウトに入っている情報と同じだと思い込んでしまったのだ。その黒板には住所が書いてあったらしいのだが、それには気づかず、後からハンドアウトを確認したら黒板にもあった集合日時は書かれていたのだが、住所の記載はなかった。そこでハンドアウトに書かれていた組織のWebサイトにアクセスして、そこに書いてあった住所をもとに地図を用意して現地に向かったのだ。なのに、そこには住宅しかない!

これが日本なら、携帯電話を取り出して携帯ネットで情報検索、もしくは104に電話して探してもらうといくつかバックアッププランが考えられるのだが、ここは異国の地。携帯ネットも発達していなければ(ようやく普及しつつあるところ)、自分の言葉も不自由だし、そういう番号案内サービスの有無についても不案内だから、いきなり打つ手が限られてくる。こういうことが予想されるので、出かけるときはいつもネットでバッチリ行き先案内を検索してプリントアウトし、クルマにも地元の詳細地図からミシガン全土地図までしっかり積んで備えているのだけれど、こんな風に完全にロストしてしまうと本当に路頭に迷ってしまう。そのあたりの人たちに声をかけて聞いても見たけれどラチがあかない。

だいたい、こういう間違いをやらかすとは、私も相当追い込まれて余裕をなくしていると猛省。こんなこっちゃシャバに戻れないよ(涙)・・・と、その場で嘆いていても仕方がないので、とりあえず市の中心部へ戻って電話帳をくってみることにした。電話帳にはFood Bankとして電話番号があったので、喜んでその住所へ向かってみる。途中、念のため、と何度かその番号に電話をしてみるが、話中でつながらない。そうしているうちにその住所についたのだが、なんとそこはここの郡の保健所だった!! ありゃりゃ。

とりあえずその電話番号の持ち主のオフィスへ行ってみると『あぁ、あなたたちが行くべきところはここじゃないのよ。今朝他にも間違えてここまで来た人がいたわ』と言われる。ガックリ。で、親切なこの女性は、『ここに行かなきゃいけないんだと思うわ』と住所と電話番号を書いてくれたのだが、それは、まさに私たちが9時20分にいた場所だった!!オイオイ。 ちなみにこの彼女の電話のタイトルは電話帳上で『○○County Food Bank』となっていたのだが、これは確かに私たちが行くべきところとは別組織。

ともかくお礼を言ってそお彼女のもとを辞し、もらった番号に電話をしてみると、はたして、『あぁ、今日ツアーに参加する学生さんね。あなたがたが来るべきところはここではなくて、Distribution センターなの。そこへ行くには・・・』と行き方を教えてもらう。『今朝は同じような電話が何本かあったから、みんな迷ってるみたいね。わかりにくいところだから、よくみんな迷うのよ。気にしないで』と励ましてまでもらい恐縮。トホホ。

どうにかこうにかそのFood Bank Distribution センターにたどりついたら11時だった。後から他のクラスメートに聞いたら結局大半が何らか道に迷い、遅れてきたらしい。とんだ学生グループである。もちろんツアーは終わりかけだったから、ちゃんと話を聞きたかった私たちは、一通り終わったところでツアーをガイドしてくださっていたK女史に遅れた詫びを言い、他の日に出直してきてもいいかどうか、たとえば来週他に見学のグループがあればぜひご一緒したいのだけど、と頼んでみる。そうすると、親切な彼女は、『あなたたちのスケジュールさえ大丈夫なら、今からやりましょうよ』と即答でなんとも寛大なオファー。もちろん大喜びでお願いした。

私のチョンボの巻き添えを食ったO氏には誠に申し訳なかったのだが、この別ツアーが私には非常にありがたい結果となる。なんせ私のなんちゃって英語では、たとえたった9人程度でも、他のアメリカ人学生と連れ立って参加しているツアーでガンガン質問するなんて芸当はできない。ところが今日の場合は、日本人二人で彼女を独り占め。その場で疑問に思ったことや聞きたいことをいくらでも質問できる。おかげで、心身共にこの仕事に打ち込んでいる彼女から、この組織のシステム上の話ばかりでなく、アメリカのこういった支援組織やボランティア活動が歴史的、文化的に見ていつごろどのように始まり、どういう流れを経てきたのか、今のトレンドは何で何が問題なのかといったことを、ひっくるめて聞くことができた。

百聞は一見にしかず、なんて先週土曜日に生徒に教えたけれど、まさにそのとおりで、アメリカのNPOやNGO組織の活動、ボランティアの活動などなど、文献やメディアではいろいろ読んできたけれど、やはり現場の人に話を聞くと、さらにつっこんだところまで知ることができると実感する。(とはいえ、たった数時間で見聞きすることなど、まだまだひょうそうてきなことなのだけれど。) 寝不足がたたって、いつも以上に英語がメロメロになりがちなのが悔やまれたが、本当に貴重な経験だった。

そんなこんなで、センターを辞したら1時過ぎ。11時半からだったスペイン語の授業は、間に合わないことを見越して昨日のうちにメールで今日提出の作文の宿題を送ってあったから、とりあえず今日の“公式行事”は終了。で、昨夜ルームメイトと約束したように、近くの韓国レストランで待ち合わせてランチを食べる。なんだかんだとひとしきりおしゃべりしながらランチを食べて、とにかく帰宅。睡眠1時間半だったから、疲れがピークに達しているのを感じる。明日の仕事の準備は今朝までやって終わっているのだが、なんせ宿題がある。とりあえずは5時間睡眠をとり、夜8時に起きだして勉強再開。まずはフィールドトリップに遅れて参加した件と、それゆえガイドをしてくださったK女史に2度も案内していただいたことの報告を教授に入れ、K女史にもお礼のカードを書く。そして頭をスペイン語へ。フィールドトリップのレポートもあるし、オンラインクラスの今週の宿題も手がついていないけれど・・・あー、こりゃやっぱり朝までやっても終わらないな。


というわけで只今午前3時20分。あと3時間もしたら仕事へ行かねばならないが、とりあえずは寝てあるので元気。今日はそんなに辛くなく仕事に行けそうだ。





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最終更新日  October 2, 2004 06:41:03 PM
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