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5時前に目覚め、眠気覚ましのお茶を飲みながら日記を書き、資料の整理をした後リーディングを始める。400ページの本のブックレビューを今週中に仕上げなければならない。今日は一日読む日、と決めていた。でないと絶対に終わらない。 9時半頃電話がなり、流暢な英語でかかってきたのは東京の従姉。はるかに電話代が安いこちらからかけなおして1時間半近く話し込む。超リフレッシュ。 リビングのソファーに陣取って読みつづける。ひとしきりおしゃべりした後ルームメイトは教会へ出かけていった。外はなんともいい天気。これはやはり外へ出るべし。 小さなカゴに、本、携帯電話、時計、ペンケース、付箋とお茶の入ったコンテナを入れ、デッキチェアをかついぎ、部屋の真裏の丘をのぼる。アパートの入り口から50mばかり。丘の上を横切る電線が興ざめだが、そんなものは無視できるくらい快晴の空と色づき始めた木立ちが気持ちいい。昼前からひどくなっていた頭痛にも効きそうだ。 こういう多少は気が晴れる環境でないと、この本、『Combating AIDS-Communication Strategies in Action』(Singhal. A. & Rogers. E.M..2003)、はとても読み進むことができない。複数の国のアンチAIDSキャンペーンをコミュニケーション戦略の役割から考察したものだが、AIDSがテーマだということは、何百万人もの生きて、患い、死んでいった人たちの話だということである。気が重くなるのは仕方がないが、思わず涙すら出てしまうほど、あまりにもつらい実話でいっぱいなのだ。しかも行間から、現場はもっと大変な状況で埋め尽くされていることが容易に想像できる。ページをくるたび溜息しか出ない。 屋外でねばること3時間半。日が傾き始め、風が冷たくなり始めたのを見計らって部屋へ戻る。白菜とベーコンの煮込みを仕込んでからまた読み進む。一度もTVをつけなかった日。たまにはいいかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 12, 2004 01:56:25 AM
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