|
カテゴリ:似文化異文化奇文化
仕事から戻ってきた直後、O氏からかかってきた電話で、カレッジフットボールうちの大学とお隣の某有名大学の地元対決で、うちの大学がびっくりのリードをして3rdQを戦っていると知り、急いでTVをつけた。おぉぉぉぉぉ、リードしてるよ(涙) 出かける前にシャワーを浴びたかったがそっちのけでTVに釘付け。1人でぎゃ-ぎゃ-言いながら応援する。寝不足、疲労もピークだが、そんなことも吹っ飛びそうな健闘っぷりである。 約束の時間に遅れながら、待ち合わせ場所へ。Y女史のお供をして、N氏宅でお好み焼きディナーをよばれる。人に作ってもらって食べる夕食の贅沢なこと。お好み焼きおいしかったぁ。 プロスポーツコーチのN氏のTVはもちろんフットボール中継。今度は一緒にぎゃぁ、わぁぁと言いながら、延長戦に突入した試合を見る。負けの瞬間まで見守り、「悔しい」「でも良くやった」をくり返す。いやぁ、格上相手に大健闘ですよ、ほんと。コミュニティに夢をみせたことはエライ! 21時に6人が集合し、Haunted Houseツアーへ出かける。クルマで20分ほど離れた牧場が、毎年このHalloween月の10月の間、Haunted House、お化け屋敷をオープンしているのだ。昨年友人に連れられて行ったら思いがけず面白かったので、今年は私が言い出しっぺで出かけたのだ。ちなみに、Halloween前はあちらこちらのこういうHaunted Houseが出来上がり、人を集めている。日本では夏がお化け屋敷シーズンだが、アメリカではHalloweenの成り立ちに由来して、この時期がお化け屋敷シーズンというわけである。 私達がいったお化け屋敷は、10月いっぱい、23時までオープンしているとか。土曜日の夜ということもあり、21時半になろうかというのに、家族連れから大人ばかりのグループまで集まって大賑わい。チケットを買うのに10分、お化け屋敷に入るまでにさらに15分と、アメリカでは稀なほど列に並んで待った。 日本人の記号論では、白い着物、長い髪、ヒュゥ~ドンドンドンドン・・・というあたりが「お化け」ではないだろうか。もちろん西洋のお化けは異なる。だから、その記号論を解すためのコンテクストを良くは知らない私にとっては、実際、フランシュタインも魔女もドラキュラもイマイチ怖さにはかける。なのにこのお化け屋敷が面白いのは、驚かされ方がシンプルだからかもしれない。驚かしに出てくるモンスターは機械仕掛けや人形ではなく、みんな人間。壁で細かく仕切られて迷路状態の内部は、ところどころは完全に真っ暗で、単純に怖さを煽る。小さな部屋に入って、なんだなんだと思っていたら両側の壁がすごい勢いで迫ってきたり、壁からいきなりお化けがワァーと言ってのぞいたりとしかけはいたってシンプル。それだけにほどよくびっくりさせられて、盛大にオォーとかギャァーとかキャァーと騒ぐ。ストレス発散。モンスターのみなさんも、この日本語で騒ぐ集団に驚かされたかもしれない。 おかしかったのは、本当に迷路状態で次にどっちへ行けばいいかわからなくなるので、O氏などはモンスターに『Which way should we go?』と聞いて教えてもらっていた。 往復一時間半のツアーを終えて帰宅。もうドロドロに疲れていて、すぐにベッドへ。今夜でサマータイムが終わる。一時間余分に眠れると思うとそれだけで嬉しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 1, 2004 01:59:01 PM
コメント(0) | コメントを書く
[似文化異文化奇文化] カテゴリの最新記事
|