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カテゴリ:2004年米大統領選
明日は大統領選挙。先週はスペイン語のクラスメートの間でも選挙の話題がしばしば出ていたが、今日はそれよりも土曜日夜のカレッジフットボール、うちの大学のチームがダービーマッチ(ちなみに英語じゃダービーマッチって言わないらしい。近いニュアンスで使われている表現がrivalryだろうか)で大健闘した話で持ちきりだった。お隣の席のKと、
K『第3QでQBが怪我した時に・・・』 私『・・・思わずうちのチーム、エキストラのQBがいるんだろうかって、危ぶんだわ』 K『でしょう!!!負けたけど、よくやったわよね。』 と盛り上がる。 一方メディアは、もちろん選挙一色。クラスから戻ってくるクルマの中で聞いていたラジオでは、主要都市の選管やら党事務所などなどと次々電話でつなぎ、すでに始まっている先行投票の様子や、懸案の投票マシンのトラブルなどについて最新の状況を聞いていた。 マイノリティの投票がどこへ行くか、もこの接戦必至の中ではKeyのひとつ。アナウンサーは、ヒスパニックチャンネル・TeleMundoのニューヨーク本社ともつなぎ、選挙報道番組のメインアンカーPedro Sevcecから、ヒスパニック票の動向について彼の分析を聞いていた。ヒスパニックは今やマイノリティの中では最大の人口を抱えるグループ。中米・南米の様々な国の出身者を大雑把に一くくりにしてヒスパニックと呼んでいるだけに、とてもひとつのセグメントとは言えない。一般的には、移民者は民主党びいきだとされてきたが、アメリカとの関係は中南米の国々では個々に違うから、親米政府・親米共和党派、反米政府・反共和党派と、どの国の出身者かによって異なる可能性が充分にあり、この状況下ではその個々の動向も無視できないと彼は指摘していた。 アナウンサーに『明日の夜の終わりには、私達みんな勝者を知ることができるといいですね』と言われて セニョールSevcec、老獪に『アッハッハ・・・Let’s hope so.』爆。さっすがラテン人。 2000年の反省か、トラウマか、それとも呪縛か。投票集計プロセスに非常に慎重かつ、懐疑的になっているから、おそらく明日の夜のうちには最終的な勝者はわからないだろう。ミシガン691万6340の登録された投票の行方も、最多と噂される全米の投票の行方も最終的にどうなるのか。世界中がどんなに憂いてもやきもきしても、結局決めるのはアメリカ人達だが、氾濫している世論調査の数字は、もはやメディア自身が『アテにならない』と言う始末。おそらくこの世で誰一人、確信を持って結果を予想している人はいないんじゃないかとすら思える。只今11月2日午前0時22分。両陣営の、長い一日が始まったところである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 2, 2004 02:27:26 PM
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