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November 2, 2004
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カテゴリ:2004年米大統領選
11時半から始まるスペイン語のクラスへ入ったら、隣の席のMが、
『朝から投票に行ってきたから眠いよ』
と言う。Mは今回が選挙権を得てから初めての大統領選。毎日やっているという工事現場のバイトと、クラスのスケジュールを考え合わせて、朝一番に行ってきたらしい。
私『投票所、どんな感じだった?どれくらい待ったの?』
M『いや、スムーズなもんだったよ。15分くらいかなぁ。他の投票所は混んでるように、(ラジオは)言ってるけどね』

前の席に座っているアフリカン・アメリカンのSは熱心な民主党支持者。今日は少し遅れてクラスへやってきた。予想以上に投票に手間取ったらしい。投票した人が投票所で貰う”I voted!“と書かれた2cm×1cmくらいのシールを、かわいくほっぺたに貼り付けている。『かわいい!』と声をかけると、『でしょ!』とニッコリ。クラスが終わってからひとしきりみんなで立ち話をする。
『日本の新聞も、日本の首相選挙と同じくらいアメリカ大統領選を報じてるんだよ』
と私が話すと、
『ほんとに?』『そうでしょうね。』『アメリカだけのことじゃないし』
と口々に言っていた。そして、今日は口数が多いSが締めくくる。
『Yeah. The world is watching us.』

陳腐に聞こえかねないこのセリフも、ミシガンの若い学生の口から出ると、私には結構感激モノである。何事も自分が最初にくるカルチャーの中にあって、しかも作為的、無作為的共にに国際社会に目がいきにくい社会構造になっているアメリカの、その田舎ミシガンで、“他の国の目”があることを意識できているというのは、実際驚くべきことだと切実に思う。

4時からのクラスへ着いたら、ほとんどのアメリカ人クラスメートが”I voted!“のシールを貼り付けていた。Tなどは、”献血をしました“というシールも貼っていて、『これ何?』と聞くと
T『今日、市民の義務を両方やってきたってことよ』
という。要するに、投票所に設置されていた献血所で献血もしてきたらしい。

クラスの大勢は『楽観してるよ。』と言っていた。つまり、今夜のうちには結果がわかるんじゃないか、ということである。

選挙速報を1人で見るのもつまらないので、6人ほど集まってうちでご飯を食べながら速報を見ることになっていた。9時過ぎに集合。ルームメイトもまじって、おしゃべりしつつ、速報を見る。私が、スペイン語のクラスではほとんどがKerryに投票していたと話すと、N氏が教え子48人のうち、たった2人だけがKerry支持で、あと46人はBush支持だったと報告し、みんなを驚愕させていた。

四方山話の中、結局Kerryが勝っても国内政策や外交政策の大きなところは変わらないのではないのか、という一方、『戦争さえ始めなければ、Bushでも同じなんだよ』というところへ落ち着く。ひっくり返せば、『戦争のことを思えば、とにかくBushではいかんのだ。』ということになるのだけれど、そうは思ってないアメリカ人がどうも多かったらしい。日本でも報道されていることだけれど、Kerryでは弱い、とは民主党支持者でさえ口にする点だ。民主党支持者に、『Bush out』なのか『Support Kerry』なのかと聞くと、『Bush out』の方が多いとも噂されている。それこそがポイントなんだと、私なんかは思うのだが、浮動票を握っていた人たちは、そうは思わなかったというところか。

Bushリードで負けムードが広がり落胆していたが、11時過ぎにKerryがあとわずかの選挙人数まで詰めより、思わず歓声。しかし数十分後にBushがさらに選挙人数を積み上げ、269まで伸ばした時点でthe end。ミシガンの結果はKerryリードながらまだ集計中だったが、オハイオがBushリードでほぼ当確になったためだ。

『いったい、どうなるんだろう』と言いながら散会。憤慨しながら片付けをし、日本の友人達からのメールに、速報を添えて短い返事を出す。寝る前に、文化の日でお休みの母と相方にそれぞれ電話をする。ベッドに入ったら午前3時。ブッシュの票は269のままである。ミシガンの集計がようやく終わり、Kerryが勝っていた。これで大統領選は4戦連続民主党の勝ち。次回、2008年はもう浮動州とはならないかもしれない。2008年まであと4年。その時にはこの国にはいないだろうが、それまで4年間、いったいアメリカはどこへ行くのだろう。





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最終更新日  November 4, 2004 04:49:42 AM
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