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カテゴリ:似文化異文化奇文化
三角形の合同条件とその利用、枕草子の導入-藤原道隆vs.道長、定子vs.彰子、清少納言vs.紫式部―、そして日本国憲法・基本的人権-自由権・生存権-・・・と、こちらにとってはめくるめくオムニバスなteachingを終え、6時前に帰宅。来週はThanksgiving休暇のため仕事はお休みで、今学期の勤務も残すところ3週だけになった。試験に追試、成績表に学校行事とラストスパートはそうとう追い込まれそうである。
例によって極度な寝不足だし、夕食のために料理をする気力はまるでなし。というわけで、かねてからの計画、或いは企て、どおり、大通り沿いにある「フィッシュ&チップス」屋へ食べに行くことになった。 この店、デカデカと「フィッシュ&チップス」という看板を上げていて、この1年間、通るたびに気にはなっていたのだが、いつも店はガラガラだし、吉と出るか凶と出るかわからなく怖いから、ついぞ入ってみたことはなかった。そうしたら、先週M氏とお話しているときに、M氏もずっとその店が気になっていらしたことが発覚。私同様、林望氏の「イギリスはおいしい」を読んで以来のフィッシュ&チップス愛好者であることも発見し、これはやはり開拓せねば、ということになったのだ。 『ほら、1人で行って、味がまずかった時に『マズ~』と言う相手がいないと、非常に侘しいでしょう』とはM氏の弁。同感。というわけで(お気の毒に)Y女史、N氏もお誘いして待ち合わせ、「フィッシュ&チップス」屋へ。昨夜7時ごろこの店の前を通ったら、ハナ金の夜に客は2組だった、というY女史のレポートに、一同猜疑心と好奇心を同時に強めつつ店のドアをくぐる。 ファーストフードスタイルの店、店員のお兄ちゃんは気さくそうないい人だった。フィッシュ&チップスに、チキンとシュリンプフライのサイドディッシュも頼むと、山盛りのフライの山がサーブされてきた。なんともジャンキーなその茶色い山を見て、サラダを注文しなかったことを後悔。 どれも味はまぁまぁ。特にフィッシュフライは、タルタルソースやビネガーをかけると“結構いける”くらいのレベルではあった。ただしフレンチフライはがっかり。シュリンプフライは衣が厚かったが食べられないことはなく、チキンフライはサンドイッチの具にしたい、といったものだった。半年に一回ぐらいなら行きたいかな。 N氏とM氏がお店のお兄ちゃんから聞いたところによれば、この店なんでも創業三十数年にもなるらしい。ランチタイムはヘビーリピーターもあるそうだが、近所のGMの工場が閉まってからは、なかなか厳しい状況なのだそうな。7時半から9時の閉店までの間に、客は私達を含めて5組だけという閑散ぶり。私達のおしゃべりの話題も、まずは、“この店の商売は一体どうやって成り立ちえるのか”に集中した。 9時過ぎに解散して部屋へ戻る。土曜日夜の贅沢、ただベッドに転がってテレビを見ていたが、あっと言う間に眠りについたようだ。翌朝、ヘビーに油っぽい夕食で胃が重かったことは言うまでもなく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 22, 2004 05:24:47 AM
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