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カテゴリ:泣きの涙のアカデミック
インターンへの応募書類で、ちょっと込み入った内容のものを急いで仕上げなければいけなくなり、相方に見てもらった。
私にとっての難関は250 wordsまでのステートメントと5行程度のキャリアプラン。英語の「言葉を絞る」のが難しい私にとってはかなりヘビーである。 前もって送ってあった下書きドキュメントを読んでから電話をかけてきてくれた相方が第一声、 「論旨も流れもまぁ問題ないけど、この第一パラグラフの一番最後の文章、これわかんないよ。挿入句多いし長すぎ。」 言われてみれば、なんと3行にも渡る長文になってしまっている。書いた私は何のことを言ってるかわかってるが、読まされたほうにはとっては、間に挿入句が入り、しかも関係詞でつないでつないでしてあって複雑極まりない。確かにこれじゃぁイカン。 「(一文一文が)全体的に長くなってるよ、また。どーしたの。先学期や二学期前はちゃんと短く書いてたでしょ」 ・・・・・仰るとおり(汗) D.C.―ミシガンと離れて暮らしている間も、お互いしばしば課題ペーパーの最初のドラフトを見せて、論旨や全体にねじれがないかを話しあったきた。私よりは何倍も英語が達者な相方は、論旨のチェックに加えて私の英語レベルの変化をチェックし次のステップに向けた勉強方法を指南するのも役目。思えば私が英語学校の初級クラスにいる時から、相方は私の英作文の最初のドラフト(つまり、かなりヒドイ)を読んできたのだから、もう気の毒としか言いようがない。 「言葉絞るとか、パンチワード使うとかもあるけど、まず文章を短く切らないと。ワタシらの英語はそうでなくても(ネイティブにくらべて)流れが悪いんだから。」 ・・・・・・反省。 「書くのが随分ラクになって、逆に気が抜けちゃってるんだよ。一文一文を短くするっていうことは常に気をつけないとね。(オンラインの)教授も、そこを言ってるんじゃないの?」 いや、ほんと。そうです。そのとおりです。昨日へこたれていた件は、きっとここに大きな原因がある。 「頭悪いとか、自分の能力じゃできない、とか言ってメげる前に、まずそこから気をつけなくちゃ。」 ほんまにそうやねぇ(しみじみ)。 この人、ニ年前にやっぱり英語でへこたれていた私に、「そんなに何でもパッパとできるほど頭が良ければ、アナタも私もこの歳この経歴でココにはいないって。お互い頭が悪いのは仕方がないんだから、イチイチめげても仕方がないでしょ」と諭した人である。 相方もアナリストになって、仕事で要求されるレベルの英語にまたまた苦労しているようである。相方も私も10代で英語を始めたわけではないから、これから先英語の苦労はずっとずーっとなくなることはないのだ。身に付けたスキルもボキャブラリーも、気を抜けばすぐに後戻りをする。いつも英語そのものにばかり気を配っていられないから、そうやって多少の行ったり来たりをくり返していくのだろう。 “できないよ”なんて思う前に、基本に立ち戻ることをしなくちゃなぁ、とつくづく思った。 肝心の応募書類のほうは、相方に見てもらって長い文章を短くして手直しし、昼間ライティングセンターに持ちこむ。すでに一度人の目が入っているから、前置詞と冠詞のマイナーチェンジだけで概ねOKがでて、わかんない、と言われることもなかった。やっぱり短く書くことは大事なんだ、とあらためて実感。 さて、明日は書類を送り出さねば。 =============================================== *[2004年米大統領選] ブッシュニ期目の大統領就任式 かけっぱなしにしていたCNNは、朝から晩まで大統領就任式の一連の行事を流し続けていた。 提灯持ちチックなアンカーのコメントは全くもっていただけないのだが、どうせあんまり聞いてないし、まぁ、大統領就任式があるタイミングでアメリカにいるってこともこの先めったにないだろうし、と思いつけっぱなしにしておいた。 レポーターの話題はしばしば超タイトなセキュリティにふれる。重厚な、防弾ガラスの分厚そうなリムジンに乗ってのパレードを見ながら、レポーターの一人は「ケネディの暗殺を思い出させます」とまで言っていた。 この今日の日の夥しい行事のオンパレードの準備・運営のために、シークレットサービスはじめ、物凄い数のスタッフや関係者が寝不足の日々を過ごしたんだろうな等々、就任演説などそっちのけで(聞いてたけど途中で腹が立って訳す気にもならず)、そんなことばかり思っていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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