土曜日のお仕事。学期末に向け、ガンガンとカリキュラムを進んだ数学の授業の最後、話の流れでマーケティング絡みの話題になった。『先生、その“マーケティング”って？』　グッド・クエスチョン。即席の例を挙げて基本的な概念を説明する。

商品は、ただ売られているわけではない。商品は、作って店に並べれば売れるわけでもない。その後ろには誰かの努力や駆け引き、そして意図が存在する。どんな商品も自動的に目の前に現れるものではないのだ。世の中は複雑に絡み合っていることを窺うことができる事柄は、いくらでも知っておく方がいいと思っている。今日のマーケティングもそのひとつだ。

聞いていた生徒のひとりが、
『マーケティングって、marketの・・・』
『そうそう。marketのing形よ』
『なるほど～』
うひゃぁ、わかりが早い。さすが平日は英語で生活している彼ら彼女らである。そのため、カタカナ語の理解には相当苦労しているようだけれど。

街に帰ったら6時前。寝不足の上疲労困憊で、夕食を作ることは断念。O先生、T先生、そして連絡のついたO氏と誘い合わせ、街外れのイタリアンレストランへ行く。

今年のバレンタイン・ディは月曜日だから、一足早くこの週末がバレンタイン・ディナーのピークになるそうな。マーケティングが功を奏してか、賑わっているレストランのフロアのあちらこちらに、ちょっとおめかししたカップルやグループが見られた。