|
カテゴリ:雑記
朝から、なんだか耳慣れた、でも久しぶりに聞く、ガガガガガガガガ・・・という音が聞こえてきた。アパートのメンテナンスのお兄ちゃんが、元気に裏山の芝を刈っている音だ。まだところどころ雪が残っているが、大方はこの数日で融けている。雪もなくなっていよいよ、芝でも手入れしようかという春が来たらしい。
北国ミシガン、とは言え、あと一雪か二雪は覚悟しなければならないだろうが、それでもこの雪解けの雰囲気は、いよいよ春が来たー、という感じである。ワケもなく外出したいような日だが、相変わらず熱はひかないし、やたら具合が悪いし、顔のブツブツは増えてるし、図書館へ行くのすらあきらめて部屋に篭って書いていたが、夕方、ちょっと元気を出して、クルマで5分の郵便局へ荷物を出しにいった。 運良く、顔なじみの窓口のおばさんにあたり、荷物を処理してもらいながらおしゃべり。「春が来たのかしらね」と言ったら、 「そうね、今度こそ春がきてほしいわ。できれば、長めの春がいいわね。ほら、よくあるじゃない、春になったと思ったら、たった一週間くらいで夏がきちゃうこと」 と言う。ふーん、ミシガン人もそう思ってるんだ。 なんせここでは、ついに春到来!と思ったとたんに初夏が来るような変動ぶり。アメリカ人の学生など、昨日まではフリース着てたくせに、翌日はタンクトップだったりするほどである。いや、大げさでなく。“四季のある国”から来たものにとっては、なんとも情緒に欠ける気がするものだが、ミシガン人もそう思ってるとは知らなかった。 帰り道、大学の放牧場の横を走っていたら、馬がたくさん放牧場に出ていた。冬の間はその数も少なかったものだが、暖かくなって厩舎から出ている数も多いのだろうか。少し小高くなった丘の上に褐色のシルエットが何頭も見えて、これまた春っぽい景色だった。 ミシガン最後の冬も、そろそろ終わりなんだなぁ、と嬉しいやら感慨深いやら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[雑記] カテゴリの最新記事
|