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カテゴリ:似文化異文化奇文化
午前中は勉強&片付けを終わらせ、午後からクルマで1時間ほど走ったところにあるBirch Runのアウトレット・モールへ出かけた。相方に頼まれた買い物をするため。 1年前、東京でのインターンが決まった時には、アメリカのビジネスカジュアルしか知らないし、ワードローブにもスーツが2つ、カッターシャツも2枚しかなかった相方は、帰国前にアウトレットモールで大慌てで必要最低限のアイテムを買って帰ったのだが、その時買ったBrooks Brothersの形状記憶ビジネスシャツがお気に入りで愛用している。 で、無邪気なヤツは東京でBrooks Brothersに寄って同じシャツの値札を見て、気を失いそうになったらしい。同じことはPoloとかJ Crewにも言えて、日本で値札を見ると、我が目を疑いたくなるほど高い値段。普段買い物にはとんと興味のない私たちでも、どっちかがアメリカにいったら、日常アイテムを買出ししなくっちゃという気にもなるってものだ。 で、ビジネスシャツ半ダース、とか、バナ・リパの一枚で着れるようなシャツを3枚と・・・という買い物リストを持ってやってきたのだ。Brooks Brothersでは、男性の店員さんがサイズや色を見てくれた。アウトレットショップだから、品揃えにはそんなに幅がないから「あー、その青柄は、前回買わせてもらったの」「えーっと、その色のタイはもう持ってるんだよね」と説明したりしながら選んでいく。 「へぇ~これ、日本に持って帰るんだ。この店にも日本人がたくさんくるよ。」と彼が言うので、「あー、そりゃそうだと思うわ。相方が言うには、東京のBrooks Brothersでは、このシャツ、3倍の値段がしてるらしいしね」と答えると、「その話、よく聞くんだけど、やっぱり本当だったんだね」と納得している様子だった。自分のロングコートもアウトレット価格の半額でゲットして、お次はモールに新しくオープンしたバナ・リパのショップにも寄って買い物。 この秋、ついにバナ・リパも東京に出店するらしいが、J CrewやGapよろしく、べらぼうな価格で売るのだろう。マーケティングのクラスでデータを見て苦笑したのだが、J Crewの売り上げ額の半分以上が、実は米国ではなく日本であがるものだとか。ブランド戦略の賜物というべきか、足元見られてるというべきかよくわからないが、J Crewなんて、アメリカではGap以上、バナ・リパ未満くらいの価格で、感覚的にはユニクロをもうちょっとクールブランドにした、程度の位置づけだと思っていたのだが、日本に帰ってみたら、まるでCoolestブランドのひとつみたいにデパートにおさまっていて驚いたものだ。 品質とか縫製は、日本の国内ブランドのものの方がはるかにいいとは思うが、なんせ日本では、なんでも高い。Tシャツ1枚に2000円とか出す感覚にはどうしてもなじめない、貧乏性の相方と私は、これから先一年分の衣類をアメリカのアウトレットで賄おうという腹積もり。 トランクに積んで帰った成果を箱に詰め込み、速達航空小包で、しっかり保証もかけて送り出す。送料は$140もかかったけれど、詰め込んだもの全部で割って考えれば、1点あたり$5かそこらの計算。それでもはるかに日本で調達するより安あがりである。物価の高い日本でのこれからの暮らしを思うとため息が出たりして。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 27, 2005 11:37:44 PM
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