♪Take Me Out to the Ball Game♪
…と誰かにねだっているわけではない。昨日の日記を書いて以来、そういえばあの、野球の試合を見に行くと必ずお目にかかる、チキンダンスや 7th inning Stretch の『Take me out to the ball game』はいつから、どうしてあんなにポピュラーなのだろうかと気になっていたのだ。ポピュラーなんてものではない。アメリカ育ちのアメリカ人で、野球を見に来る人なら知らないほうがおかしい、くらいの勢いで老いも若きもあたりまえのように踊ったり、歌ったりしている。チキンダンスの方は、日本でも『おかあさんといっしょ』で今月の歌になっていたようだから、近頃の保育園やら幼稚園ではお遊戯に使われているのかもしれない。経緯には諸説あるようだが、だいたいのところを総合すると、もともとは1970年代にスイスでWerner Thomasが作曲したものらしい。当初『Duck Dance』というタイトルだったが、Bird Dance, Chicken Dance, Dance little birdなどの名で有名になった。最もこの歌を喜んだのがドイツとアメリカで、ドイツではオクトバーフェスタの定番として、アメリカではドイツ系移民を中心に結婚式やサマーキャンプなどのイベントで広く歌って踊られるようになった。Sourceによれば、ウィスコンシン大学マディソンのマーチングバンドは、フットボールゲームの後に必ずこのチキンダンスを演奏してみんなで踊るそうだ。で、なんで野球でチキンダンスなんだ、という情報は今のところ見つからないのだが、チキン=臆病という意味から、敬遠での野次などにも使われていることに関係あるかもしれないし、単純に誰でも知ってて、どこでも・・・スタンドの狭い座席でも踊れるから、ということかもしれない。チキンダンス♪『Take me out to the ball game』の方はハッキリしていて、1908年にJack Norworthが、マンハッタンの地下鉄の中で紙の切れ端に15分で書きあげたのがこの歌詞だそうだ。その紙の切れ端を渡されたAlbert Von Tilzerが曲をつけて、その後一世紀以上も歌われ続けるヒットソングが完成した。今球場で歌われているのは、歌のサビの部分だけのようだ。しかもオリジナルではなく、1927年にNorworth自身が書き直したものだそうだが、ちなみに彼自身は1940年になるまでメジャーの試合をスタジアムで見たことはなかったらしい。何にしても、呑気で楽しい歌なのだ。 Take me out to the ball game,Take me out with the crowd.Buy me some peanuts and cracker jack,I don't care if I never get back,Let me root, root, root for the home team,If they don't win it's a shame.For it's one, two, three strikes, you're out,At the old ball game.Take Me Out to the Ball Game♪***インターンのため、昨日東京へ入った相方に日本時間にあわせてモーニングコール。オフィスまで15分という、超都心にあてがわれた10週間の仮住まい先。住み心地は至極いいようだが、何を買っても高いのには閉口している様子で、『もう二度とこんなとこで(こんなとこ呼ばわり)、こんな暮らしをすることはないね』。世界一高いと噂の東京都心の生活コスト。昨日のうちに買い物にも行ったようだが、高くて美味しくなさそうな野菜にがっかりしたらしい。馬車馬のように働いて、外食ばかりする、不健康な毎日を送ることになるのだろう。Reference; Baseball Almanac. (2004). Baseball Song, Take Me Out to the Ball Game. Retrieved June 20, 2004, from http://www.baseball-almanac.com/poetry/po_stmo.shtmlRealbeer.com. (2004). The Chicken Dance. Retrieved June 20, 2004 from http://www.realbeer.com/edu/chickendance.phpWikipedia Free encyclopedia. (2004). Chicken Dance. Retrieved June 20, 2004 from http://en.wikipedia.org/wiki/Chicken_Dance