子ザル飼育日記

朝御飯を和食にしたら昨日からいらっさる甘えん坊将軍に
「味付海苔が少ない」と怒られたプレです。
おはようございます。

一人５枚じゃ足りないそうです。
卵焼きはご飯と一緒には食べないそうです。

いいから食え。

　　　　　　　　　

では、本文です。

雅は見た目、非常に優しげな感じの男です。
そんな雅ですが実はものっすごい短気でした。
最近は年齢とともに丸くなってきましたが
昔は本当に・・・（涙）

実は先ほど、従姉のrieの日記を読んでいたら
あることを思い出しました。

こんなことを言っては何ですが運転も結構上手でした。
同じ車で同じところへ出かけても
雅の運転と他の友達の運転では燃費にはっきりと差が出るくらい。
本人も周囲も、それは認めるところだったんですね。

で、太郎が一歳になるかならないかって時のとある夜。
それは起こりました。

当時、我が家は２ドアタイプの車でしたので
太郎を助手席のチャイルドシートに乗せ、
私は運転席の後ろに座っていました。

ベビーの太郎を乗せていますから安全運転第一で走っていましたが
決してノロノロ運転とかそんなんじゃありませんでした。

すると、雅がイライラし始めたんですね。
何かと思えば後ろにいる車が煽ってくるらしいんです。
道は一本道とはいえ、追い越し禁止でもなく
こちらは左に若干よけてみたのに絶対に抜いていかない。
「思い切って停車すれば？」と雅に声をかけ
相手に抜かせました。やれやれ。と思ったその瞬間、
飼育係は気が付きました。
時すでに遅し。
もう切れてた。ｱｲｰﾝ(_-Д-)

確かに、パッシングされたりしてましたから
腹が立つのはわかるんですよ。
でも、ねえ？切れる事無いじゃん。

相手の車にわざと先を行かせたあと、雅は猛然と


煽る、煽る
相手の車を煽る、煽る


向こうもわざとブレーキかけたりして対抗してきますが
雅、まったく臆すことなく煽る。なまじっか自信があるものだから
車間距離は目視で１０センチ。たぶん現実でも２０センチくらい。

「やめてー！！」
と叫ぶ愛妻の声も届かず、ひたすら頭に血が上っていた雅。

信号待ちで停車すると、
おもむろに車を降りて行こうとするじゃあーりませんか。

とっさに飼育係、何をしたと思います？



座席ごと羽交い絞め
ですよ、奥さん。

バタバタ暴れて「話せ！！」と怒鳴る雅。
相手の車内はハイビーム（←雅の仕業）で照らされていましたが
こちらの様子に気が付いたらしく信号無視で逃げていきました。

「離せ！＃＄％＆＠！！」叫ぶ雅にかぶせて私も必死。
「太郎がいるんだよ！！」×１０
ハタとおとなしくなる雅。

その後、帰宅するまでどころか２～３日は冷戦状態でした。
結婚して以来、雅が怒り出すとあまりの怒りっぷりに
どうしたら良いのかわからなかった私もこのときばかりは徹底抗戦。

助手席に太郎がいる状態でエンジンかけっぱなしで車を降りて
喧嘩をしようとした雅をめちゃめちゃ攻めました。
雅は「プレがいたじゃん」と返してきましたが
２ドアだった当時の愛車。
しかも助手席にはチャイルドシートがありますから
運転席側のシートを倒して一旦外へ出なければ
運転席には座れないわけです。

今回は相手が逃げてくれたから助かったけれど
仕返しにこちらへ向かってこられたら？
今回は私の火事場の○○で引き止めたけれど
運転手のいない状態でブレーキが甘くて車が動き出してしまったら？

正直、雅に勝ち目はありません。
現在に至るまで。（←チクチクやってるらしい）

実際、この事件は「母・プレ」がより一層強くなるのに
非常に重要なターニングポイントでした。
「この子は私が守らなきゃ！！」みたいな？

でもね、rieの日記を読んでこの事件を思い出して
「あ、雅もそうだったのかな？」って思ったんです。
我を忘れるほど怒った雅は
あの時、太郎を守りたかったのかな？

そう思ったら、１０年前の雅に優しい気持ちになりました。

チョビッとだけだけど（←鬼嫁）

イヤ、でも。チョビッとだけでも気付けてよかった。
rie、ありがとう♪

　　　　　　　　　

アレから１０年経った今。
サル山のムテキングは文句無く飼育係ですが、それが何か？

↓男の闘争本能なんか母の愛の前には無力なのさ。
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