子ザル飼育日記

毎年この時期は換気扇を見ないようにしているプレです。
おはようございます。

まぁ、見なくてもわかってるんですけどね。
いつやるかなー。いつがいいかなー。
何とか逃げ出したいなー。


では、本文です。


今まで黙ってましたけど、実は飼育係はあれなんです。

知る人ぞ知るって感じのあれ。そう。

妄想族


妄想：非合理的かつ訂正不能な思いこみ

らしいですよ、奥さん。

パラリラパラリラって走り去って言っちゃう感じです。

現実から。

妄想暴走超特急に乗って、

「あっ！」という間に向こう側へ行っちゃう。

それが飼育係。

で、毎年この時期に欠かせないお約束って行ったら奥様。

そりゃーもちろん「宝くじが当ったら」ですよ。

だってドリームがジャンボに叶っちゃうんですもの。

この時期に妄想しないでどうしますか。

「妄想族」の名が廃るじゃありませんか。


でね、飼育係だったらまず各種住宅ローン返済しますでしょ。

次にちょっとリッチな国内旅行にでも行くでしょ。

で、後は貯金。老後と教育資金に貯金。


誰っ！？今「夢、全然ないじゃん」とか言ったのは！？


あのね、老後と教育資金をなめちゃダメ。

この二つはサル山に大きく圧し掛かってる二大テーマ。

この二つが解消するならそれこそが大いなる夢であり希望。

青雲、それは君が見た光。僕が見た希望。


そんな訳で、飼育係のジャンボなドリームは

もう何年も前から決定してるわけです。

で、コレを皮切りに雅と

「じゃぁ、いくらあったら本格的な夢を見るのか」

といった　妄想　御伽噺に取り付かれまして。


ええ、似た者物欲夫婦なので。


で、雅は「３億じゃ仕事は辞められないなあ。」とかね

大きく言うわけですよ。

じゃぁいくらなら辞めるのかと聞きましたら　

「２０億くらい？」って。

なんだそれ。ばっかじゃねぇの。

って、まぁ妄想夢の話ですからね。所詮。

大きいことはいいことですよ。

腕白でもいい、逞しく育って欲しい。


なので、２０億で何するの？と聞きましたら

「１億くらいで事業を始める」と。

小っちゃくね？ずいぶん小ちゃくね？

２０億あるならもうちょっと大きく出てもいいんじゃね？


「でも、仕事辞めちゃったなら後がないし。」


そうね。そうよね。その通り。

安心、安全、安定が一番よね。

もう家族もいるんだし、無理は怖いわよね。

一気にお金が入って浮かれちゃダメよね。


飼育係もね、もし２０億あっても

スーパーの見切り品コーナーチェックはやめないと思う。

新しい広いおうちは欲しいけど

特売の卵を買うために開店前から並ぶと思う。

ダスキンさんに換気扇掃除は頼んでも

浴室掃除は自分で頑張ると思う。

この棚のお洋服、あっちからこっちまでいただける？

そう聞いた後でリサイクルショップに持ち込んじゃうと思う。


家族がみんな仲良く健康で

つつましくってもにこやかに暮らせれば・・・って


全然夢、見てねぇし。

どこまでも堅実。限りなく小市民。


そんな話を聞いてた次郎君。

「僕、３億円あったら何にも買わなくっていいから

　ポケモンセンターに行って見たいなあ。」


なんかごめん。次郎。

この親にしてこの子あり。だね。

現実路線まっしぐら。

でも、大丈夫。

ママはしっかり妄想してるよ。




だって、宝くじ買ってないもん。

当るわけがない。





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