子ザル飼育日記

改めまして
あけましておめでとうございます。

今年も宜しくお願いします。


新年も相変わらずのプレです。こんにちは。


サル山では本日より雅が平常勤務に戻りまして

なんとなく、半分くらい日常が戻ってきました。

三が日はあっちへ行ってこっちへ行って

ちょっとダラっとしたら終わりました。

年々お正月が嫌いになります。


そんな飼育係ですが、まあね、アレですよ。家族で双六したりね。

子ザル達も夜更かしＯＫで、夜遅くにおやつを食べたりね。

良いところが無いわけじゃないですよね。

お母さんさえ頑張れば良いんです。それこそが喜びです。（棒読み）


一つ前の日記にも書いたんですが

ちょっと遡って元旦からお正月のエピソードを

いくつか書いて行きたいと思います。

今年のサル山は家屋総出で海まで初日の出を見に行きました。

山なのに海へ。なんのこっちゃ。


で、みんなが寝静まった午前三時に

一人孤独に起きていた飼育係がやけにハイテンションで

気持ち悪いほどのハイテンションでみんなを起こしたんですけど

雅以外はピクリともせず。あたりまえ。

なので「こりゃもう無理かな」なんて思ったら

雅はね、あの男はやる男なので「運ぶぞ」との一言のもと

毛布にくるんだママの子ザルを次々と車へ搬入。

着替えから靴から三匹分を用意して寝たまま出発しまして

無事到着したのは日の出まで30分。空はうっすら明るくなってました。

慌しく子ザルを叩き起こして着替えさせまして

カイロを持ったり貼ったりして

太郎が「靴下が見つからない！」とか言うもので

飼育係のを履かせたりして、お母さん裸足。外の気温0度だけど

ブーツとはいえ、裸足。


で、海岸へ出てみんなで並んで見ましたよ！

見事な見事な　それはもう、驚くほど見事な初日の出でした。

海岸は見事に晴れて雲もまばら。

水平線と薄闇からオレンジ、紅色に染まって青く澄んでゆく空と

それらすべてを演出する見事な朝日を

分厚い雲の隙間から
チョコッと　
チラッと　
微かに見た。

ピンポイントで雲。

日が昇るそのピンポイントに雲。

しかも縦に長い。入道雲かってほど縦に長い。

見事に朝日を隠してた。


でもまぁ、生まれて初めての経験に子ザルたちは喜んでましたけどね。

雅が一番凹んでました。

「お前たち、本物はコレじゃないんだよ。」って。

「俺が見せたかったのはコレじゃない」って。


で、帰りの車の中でも子ザルは爆睡していてましたが

雅は当然運転で完全徹夜の飼育係も

ウトウトしながらも半分は起きていたので

帰ってきて、ブランチのような時間に

お雑煮やなんちゃって御節のようなものを支度してから

元旦は夜まで寝てました。

気がついたら終わり。そんな元旦。



「一年の計は元旦にあり」って言うじゃないですか。



なんか、今年の暗示だったらイヤ過ぎる。





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