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カテゴリ:太郎と三郎
ダラけきっているプレです。こんにちは。
イやなんだか正月気分が抜けないというか、 逆にようやく正月気分というか なんだかそんな感じです。 眠いし。やたらと眠いし。 でもまだ学校が始まらないのでね。うん。 書初めは新聞紙の上でお願いね。 では、本文です。 三郎はとても声が大きいです。 何せ三男ですので兄ちゃんたちには勝てることが無い。 力でも頭脳でも勝てない。 勝てるとしたら、「ママ~」「パパ~~」と甘えた声を出して 大人を味方につけるくらいしか方法が無いわけですが いかんせんこの両親は兄弟喧嘩に対して心が狭い。 下手に言いつけようものなら良くて両成敗。 悪くすれば自分一人が怒られてお仕舞になってしまいます。 まぁ、それでも言いつけに来るんですけどね。 しかしそればかりでは効率が悪いので 対抗策として「大声」をチョイスしたもようです。 兄ちゃんたちが蹴ったりぶったりしてきたときに (ええそうです日常茶飯事にそんなことになってます) 己の最大の武器をためらいも無く振るう三郎。 「イーターイー!!」 「マーマー!! 兄ちゃんがぁ~っ」 ってうるさい。ものすごくうるさい。 おかげでやっぱり両成敗になっちゃう。 「サブ、うるさい!!」 「兄ちゃん泣かすな!!(加減を知れ!!)」 みたいな。 基本、兄弟げんかは止めない方向のサル山なので フルパワーで顔面だの腹部だのの急所を狙わない (たまにあるんですコレが)限りは放置します。 が、ウルサイのはイヤなのでね。 お母さんもお父さんも、心穏やかに過ごしたいの。 TVの音が聞こえないの。 ってことで「二階でやりなさい」なーんて話しになるんですけど 両親のいないところでサブがいくら大声を出そうとも それはもはや武器でもなんでもないわけですよね。 両親がいれば、たとえ両成敗であっても痛み分けであっても 相手にダメージを与えることが出来るわけです。 しかし、いなければ大声を出す→「うるさい」と兄ちゃんが余計に怒る →更に下手すればもう一人が参加してくる という悪循環。 コレ異常ない感じ。 なので、このお正月に三郎は考えました。 彼ももう6歳。今年の春には一年生です。 このままじゃダメだ。このままじゃ、俺は一生負け犬だ。 何とかしなければ。何とかして勝機を掴まなければ。 俺に出来ること、今ある武器を最大限に生かして 俺が 勝つために できること・・・ そうだ!何か呪文を唱えよう! ・・・・・。 ほら、ヒーローって決め技の際、なんか叫ぶじゃないですか。 ポケモンもそうだし、兄ちゃんたちのカードゲームも なんか小難しい名前の付いた攻撃とか 色々あるじゃないですか。 せっかくすでに持っている「大声」だから コレを生かしてすぐにできることといえば サブに思いつくことといえば 呪文しかない。と思ったらしい。 で、。その呪文もね、兄ちゃんたちがすでに知っているものじゃ これはダメじゃないですか。 「なんとかサンダーアタック!」とか 「ホニャララエボリューション!!」とか そういうのは「レベル15じゃないとつかえなーい。」とか 「打撃系だから効果なし~」とか なんか言われちゃってダメなんですよ。 何がなんだかわかんないんですけど、飼育係には。 兄ちゃんたちのほうに問題があるような気がして仕方がないんですけど 取り合えず、とにもかくにもサブにはそれでは勝ち目がない。 ので、三郎はオリジナルな呪文で勝負することにしたようで。 このお正月、サブと太郎が喧嘩になりましてね。 まぁ、この組み合わせですと喧嘩というよりは 「怒られるサブ」と「怒りすぎてる太郎」の組み合わせなんですけど 珍しく太郎が三郎に前蹴りを入れましてね。 当たったのは太腿だったんで良いんですけど(良いのか) やられたサブは「今出さなければ!!」って思ったんでしょうね。 「あの必殺技を出さなきゃもっとやられる!!」って 瞬時に判断したんでしょうね。 己の持てる力すべてを声に込めて 全身全霊でもって懇親の雄たけびを上げました。 「兄ちゃん!そのキック ナイス アイディア!!」 三郎の中では「カタカナ最強」なんでしょうね。 呪文とくればカタカナなんでしょうね。 とっさになんとなく知ってるのを出してきたんでしょうね。 太郎君悶絶。 三郎君の勝ち。 呪文すげー。 ↓クリックもナイスアイディア! いつも「ポチッと」ありがとうございます!励みになります!! ワンクリックでもれなく順位と飼育係のテンションが上がります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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