ぇほんたぃぷなのぉ⊂(´・ω・｀)⊃

2013年12月22日

(6)

テーマ：め-ぷりんοのぷりんにっき⊂(´・ω・｀)⊃(529)

カテゴリ：ぷりんぇほんω

き～⊂(´・ω・｀)⊃～ん

みんなこんばんゎぁ～⊂(´・ω・｀)⊃

め-ぷりんο

め-ちゃんο

のぇほんたぃぷなの

４ぺぇぢめみつけてもってきたょぉ|・ω・｀*)⊃

こしょぉり

よんぺーぢめ

１２がつ２４にち　くりすますいぶ

さんたさんに　となかいのおんなのこ

すずのおにいちゃん　もりのどうぶつたちは

みんな　きのこのはらっぱに　あつまっていました

となかいのおんなのこは

さんたさんと　すずのおにいちゃんといっしょに

みんなのおうちに　ぷれぜんとをとどけにゆくのです

もりのどうぶつたちも　にぎやかにおみおくりにきました

すずのおにいちゃんは

となかいのおんなのこにいいました

『１ねんにいちど　くりすますのひにだけ

となかいは　おそらをとべるようになるんだよ』

となかいのおんなのこは　おめめをきらきらさせて

『もしかして　せなかにはねがはえたりするのかなぁ？

それとも　おそらをあるけたりするのかなぁ？』といいました

すずのおにいちゃんは　にこっとわらって　『うんとね』とゆうと…

とつぜん　からだがふわりとうかびあがって

おそらに　ゆきのけっしょうがひろがったとおもったら

すずのおにいちゃんのせなかに　はねがはえていました

『ふたつともせいかい♪』　すずのおにいちゃんはそういいました

となかいのおんなのこは

おみおくりにきていたもりのどうぶつたちに

まんべんのえがおで『いってくるね♪』といって

うれしそうにうたをうたいながら　おそらへとびたちました

まっしろなはねで　そらをあるくもん

あたしはいつでも　じゆうなんだもん

ゆめにみたゆめは　ほんとになるもん

いめぇじはいつも　むげんなんだもん

きのこのもりのうえをとびながら

はじめてここにきた　あのひのことをおもいだして

となかいのおんなのこは　さんたさんにたずねました

『ねぇさんたさん　どうしてあのとき　すきなりゆうをきいたの？』

さんたさんはこたえました

『きみの　かなしいきもち　さみしいきもちは

すきからうまれた　なみだやよわさのようにかんじて

すきなりゆうのなかに　えがおのひみつはあるのかなと　おもったんだよ』

となかいのおんなのこは

そうだったんだねと　わらって

あのとき　さんたさんとおはなしをして

むねのなかにかんじたおもいを　おはなししました

『ほしいものは　とてもとおくて

たいせつなものは　すぐそばにあったの

でもね　とおくにあっても　そばにあっても

ちいさなむねのなか　おんなじようにおもっていたの』

そして　となかいのおんなのこは

いま　むねのなかにかんじているおもいも　おはなししました

『いまは　むりかもしれないけれど

なみだも　よわさも　さみしさも　かなしさも

すてちゃったり　のりこえてゆくんじゃなくて

おもいでや　ぬくもりと　おんなじように　あいせたらいいなぁ』

そのおもいをきいて

さんたさんはこたえました

『きみはずっときみのままでいてね

つむいだいとで　あいをあんでいってね』

となかいのおんなのこは

まんべんのえがおで　こたえました

『うん♪　あたしはずっとあたしのままでいるよ

みんなのこころをつむいで　だいすきなきもちをうたって

ゆめみたおもいをえがいて　あたしはあいをあんでゆくよ

あたしはあたしのままでいるよ　ずっとあいをあみつづけるよ』

そういって　となかいのおんなのこは

たのしそうにうたをうたいながら　おそらをあるきました

たいせつなものは　そばにあるもん

なみだもよわさも　つれてゆくもん

えがおのひみつは　だいすきだもん

あたしはあしたも　あるいてくもん

そして　やがてもりをぬけてそらからまちをみおろすと

きゃんどるのかたちをしたおうちが　たくさんありました

なかには　まかろんやぱんけーきのかたちをしたおうちもあり

それぞれに　やわらかくてあたたかいあかりを　ともしていました

となかいのおんなのこは　さんたさんにたずねました

『みんなに　やさしさや　しあわせを　とどけにゆくの？』

さんたさんは　にっこりとわらって　こたえました

『やさしさや　しあわせは　とどけたり　おくったりするものじゃなくて

ほんとは　いつもそこにあるもので　きづくことができるかどうかなんだよ

さんたさんは　それにきづくことができるように　おてつだいをしているんだよ』

となかいのおんなのこは

おてつだいって　すてきだなぁとおもいながら

さんたさんと　すずのおにいちゃんと　いっしょに

たくさんのおうちに　ぷれぜんとをとどけてゆきました

そして　さいごのひとつのぷれぜんとを　くばりおわって

となかいのおんなのこは　げんきいっぱいのこえと　まんべんのえがおで

『さんたさん　これでぷれぜんとはくばりおわったね　かえろっか』　とゆうと

さんたさんは　『もうひとつだけとどけたいおうちがあるんだよ』と　いいました

となかいのおんなのこは　しっていました

さんたさんや　すずのおにいちゃんにおしえてもらったのではなく

けれど　きょうがみんなとのおわかれのひになると　かんじていました

だから　さいごのしゅんかんまで　まんべんのえがおでいようときめていました

そして　となかいのおんなのこは

なにもしらないようすでいいました

『そうなんだぁ　もひとつあるんだぁ

でもね　ちょっぴりつかれちゃったし　ねむたくなってきたから

もひとつのぷれぜんとをとどけるのは　さんたさんにおまかせして

すずのおにいちゃんといっしょに　ねむっちゃってもいいかなぁ？』

そうゆうと　となかいのおんなのこは

すずのおにいちゃんをつれて　そりのうしろにゆき

かわいがってくれた　すずのおにいちゃんをわすれないように　

そっとよりそって　すっとすりよって　ひとみをつむろうとしました

さんたさんは　やさしくつつみこむように

『ままといもうとにあいにゆくのかい？』といいました

となかいのおんなのこは『うん♪さんたさんもおてつだいしてね♪』と

このひいちばんの　げんきいっぱいのこえと　とびっきりのえがおでいいました

そのえがおは

さみしさをふくんだえがおではなく

なみだをうかべながらのえがおではなく

１てんのくもりもないまんべんのえがおでした

そして　そのえがおは

となかいのおんなのこからの

せいいっぱいのかんしゃのきもちであり

さいごのおわかれのあいさつでもありました

ゆめのなかで　となかいのおんなのこは

さんたさんと　すずのおにいちゃんと　もりへかえって

いつものように　もりのどうぶつたちと　たのしくあそんで

きのこのおうちの　だんろのまえで　あたたかいみるくをのみました

ゆめのなかの　となかいのおんなのこは

いつもそこにあった　やさしさやしあわせに

『みじかいあいだだったけど　ありがとう』と　ほほえみ

『ずっとずっと　わすれないからね』と　てをふりました

となかいのおんなのこにとって

ままといもうとに　あいたいきもちも

きのこのもりのみんなと　ずっといたいきもちも

どちらも　ほんとにたいせつなきもちに　なっていたのです

そして　となかいのおんなのこは　ながいゆめからさめました