500円ランチ
昨日はものすごく寒い日だった。朝よりも時間が経つにつれて体が冷えた。そんな寒空の日、私はバイトだった。バイト先の人は相変わらずに優しい。こんな温かいバイト先があったのかと出会えたことに本当に感謝してる。お給料を頂いた。知らない間にこんなイ長く続いてる。私が今までしたバイトで一番長いのは和菓子屋。2番目はローソン。すでにローソンの職歴を抜いた。このままずっと続けたい。冷たい雨の中、今日は何をお昼に食べようかずっと考えてた。ラーメンか、カレーか、食堂のランチかサイゼリヤか。私のランチはほぼ500円。それで十分。できればもっと店を見つけたい。身体が冷え切ったのでゆっくりできるサイゼリヤにした。ドリンクバーもプラス。含めて税込み650円。満足。珈琲とランチスープをテーブルに運んでまずは温まる。少し濡れた体は中々温まらない。段々となりの女性グループの話声が大きくて気になってくる。歳は45歳くらいだろうか?どうもその場に居ない女性の悪口をみんなで言ってる。よく聞いてると(聞こえてくるのだけど)みなデパ地下で働いてるようす。ある女性がお土産を特定の人だけに配ってるとか共有部分と思われる場所を占領してるとか愚痴ってた。一人をターゲットにすると絆が深まってしまうのは子供だろうが大人だろうが同じってことだろう。「あの子は店長のこと好きなんだよ。店長は優しいから何も言わないし。」どこでもそんな日常が繰り返されてるんだな。「私、この前一人でランチしたよ。だって仕方ないからさ。」「え~一人?平気なの?」「平気だよ。」「私は無理だな~」あの~隣に一人ランチの女がいるんですけど・・ドリンクバーのお代わりを持ってきてる間に急に話題がジャニーズになってた。「ジャニーズで性格いいのは国分太一と二宮一成だけだって。」「え?相葉君は?」「スタッフにも感じがいいのだよ。他の子はスタッフには感じ悪いって。」ふーん。一人でランチ食べてるすごく気になっちゃう。あとは縁起が下手だとか、うまいのは二宮君だとか言ってた。「キムタクはキムタクだし。あれしかできない。」うちのお母さんもよく言う言葉をここでも聞いた。そうですか。最初は耳障りでうるさいな~違う席がいいなと思ってたけどあまりにも話が聞こえて来たら楽しくなってしまった。子供メニューの裏にある間違い探しを必死で解きながら片耳で話を聞いてハンバーグを食べた。美味しかった。でも、あまり気分の良いランチではなかった。人の悪口を言いながら食べるランチは美味しいのだろうか?私って女じゃないな~また思った。美味しいねって言いながら食べたいよ。私は孤独のグルメで十分だ。きっと私が席を立った後「一人で食べてたね~」と言われてるんだろうと思った。何となくもやっとした気持ちで鎌倉駅のホームに立ってた。と、いきなり「エクスキューズミー?」話しかけられた。後ろに立ってた女性の外人さん。?「エビス?」実際はもっと長い英語だった。エビスに止まるか聞かれたの。次の電車は湘南新宿ライン小金井行き。え~っと・・停車駅はなんだっけ?とっさに訊かれてわからなくなった。湘南新宿は止まると思うんだけど・・・・・「メイビー、ストップ。」単純英語。もうちょっと話せるようになりたいな~でも、外人さんが微笑んでくれてほっこりした。愚痴を言わないそんな毎日を送りたい。