韓国釜山の悪妻日記

本日は、雨でございますね。
皆様、ごきげんよう。
フキコでございます。

最近、こちらに登場する頻度が高くなってくるように思われます。
すべては悪妻さんの日ごろの行いが問題でございます。

書こうと思いつつ日々出かけてばかりおられる悪妻さんなので
すっかり記憶もあやふやになってまいりました。

フキコは、喉もと過ぎれば熱さ忘れる、非常に韓国で生きやすい
性格でございます。


先週の老人大学で、フキコは今まで数々あった出来事が、へそで茶を沸かす取るに足らないこと
であったと思わされた最強ハルモニに出会った事をお話しようかと思います。


思い出すためにも、お時間がある方、会社なのでこっそりと見ておられる方
音が出るのがマズイ方、以外こちらをご覧下さいませ。

ご覧になれない方のためにも、説明補足いたしますと
関西の方ならおなじみ、吉本新喜劇の『しげ爺』というキャラでございます。

杖をつきながら、ボケ半分で暴虐・暴走するハラボジ（おじい様）なのですが
問題は、性別は違えど、老人大学に実写版で登場されたのでございます。


それは、授業ももうほとんど終わりかけの老人の皆様が楽しみにされている
日本の歌謡曲の時間のことでございます。

ここの老人福祉会館は、６５歳以上なら誰でも無料でいつでも参加可能です。
ですが、続けて日本語を勉強される方は大体決まっておりまして
２０人ぐらいは固定の生徒なのでございます。

そこへ、福祉会館の事務員の方に連れられて

『先生、こちらの方をお願いします』と教室に入ってこられた

たいそう腰の曲がったハルモニ（おばあさん）が、初登場されました。

ズカズカと靴のまま、杖をバンバンつきながら教室内にあがってこられます。

こちらは土足厳禁でございます。
しかし一向に気に留められておりません。
あまりの勢いに、他の生徒のお年寄りの皆さんも入り口から近い席を譲られました。

フキコは今聞いている歌謡曲の日本語の歌詞と韓国語に訳したプリント２枚を持ち

『初めまして。今聞いているのは、こちらです。』

と、その席に駆け寄りました。開口一番ハルモニは

『あたしゃ日本語読めるよっ』

・・・いきなり怒られました。

<(￣>￣||)>!!!オーノー!!!<(||￣<￣)>

そのまま何度か同じ曲を練習して、あっという間に授業は終わりました。

そして、授業後は１階の食堂へ皆様移動となります。
フキコは、毎度おなじみの仏＆塩沢トキ＆ヒョンニムに外の食堂に誘われていましたが

この最強ハルモニが手を握って離しません（遠い目）

仕方なくそのままにして、食事を盛って頂くのを待つ列に並びました。
並んでいる間中、わ毛の分からないお話を日本語でされるハルモニ。

初めは一生懸命聞いていましたが、意味が分からないことが多いのです。
聞き流すのが得意なフキコですが軽くうんざりです。

自己紹介をしつつも、トレーに食事を盛っていただいた後、このハルモニを
まいてしまいたい行動にかられ、空いている席を探して無難な生徒のおじいさん
の近くにそうっと座りました。

しかし、フキコの姿を探して、トレーを持った最強ハルモニが杖をバンバンつきながら
テーブルの方へやってきます。

気分はストーカーに狙われたか弱い女性・・・

そして、バンバン杖で他の人をどかしながら、隣に座られました。

<(￣口￣||)>!!!ｵｰﾉｰ!!!<(||￣口￣)>


コントでなく、実写版で杖で人をどかす、という技を始めて拝見いたしました。

延々と日本語と韓国語をミックスで話される最強ハルモニ。

A『あんた、日本人＄％＆＃＝￥＠＄＊％＃・・・ご飯いっぱい食べなさい』

とご自分のご飯を勝手にフキコの皿に移されます。

『あ、私は大丈夫です。ハルモニどうぞ』と断っても無駄でございます。


B『腹７部が健康にいい・・・＄％＆＃＝￥＠＄＊％＃・・・』

こちとらおなかがちぎれそうなのですが
フキコの健康はどうでもよいですか？

<州￣口￣||)>!!!ｵｰﾉｰ!!!<(||￣口￣州>


C『あんた、この野菜あげる・・・＄％＆＃＝￥＠＄＊％＃・・・』

手にはそこら辺で摘み取ったヨモギでパンパンに膨れたビニール袋をお持ちです。
フキコに選択権はないのですか？

<州￣口￣||)>!!!ｵｰﾉｰ!!!<(||￣口￣州>


D『あんた、私の家に遊びに来なさい・・・＄％＆＃＝￥＠＄＊％＃・・・』

こちらも、それなりに色々と都合があるのですけど
軽く命令形ですか？

<州￣口￣||)>!!!ｵｰﾉｰ!!!<(||￣口￣州>



食事中もずーーーーーーーーーっとABCD同じことを話し続け、食堂に人がいなくなるまで
まとわりつかれたフキコでございます。

そして帰る前に事務室に寄りました。

『先生、新しいハルモニは大変でしょう』と男性の事務員さんに声をかけられました。

うっ。。。(￣x￣;)

既に、ご存知ですのね。

『私は韓国語がヘタなので、何をお話されているか分かりません。』

フキコは正直に申しました。

『大丈夫ですよ。』

とさわやかな笑顔でフキコをフォローしてくれる事務員さん。


『僕らも何言ってるか分かりません』


<州￣口￣||)>!!!ｵｰﾉｰ!!!<(||￣口￣州>



そして、もう一人の若い男性が小さな声で

『少し痴呆ですかね～ハハハ～』


ハハハ～じゃねえだろっ！！！←フキコさんキれた、汗


そんな生徒を日本語のクラスに入れないで！とは、フキコは言える筈もなく
明後日、最強ハルモニが登場されないことことを祈っているのございます。