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Pussy Cat Sophie (子猫ソフィの猫物語)その他

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2007.08.20
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カテゴリ:徒然猫物語
(飼い主:またハクが生きていた頃の話です。)

ハクが吐き始めた時(まだ原因不明の時)、
脱水気味のハクの傍に、水を持っていったことがある。

ハクは気が立っていて、私に、思わず威嚇の猫パンチをした。
ところが、ハクは猫パンチの目測を間違えて、
本当に猫パンチが私の顔に当ってしまった。
私の顔から血が流れるのを見て、
パニック状態に陥ったハクは、部屋の中を走り回った・・・

(走るな!!! ハク!!! 腎臓病が悪化する!!!
 気にしなくても、私の傷はすぐ治る・・・)

毛をなでると少し落ち着いたようだが、
それでも、私の顔を見ると、
「あ・・・この傷、僕がつけた・・・」みたいな感じで、
上目使いの伏せ耳で、ビビるようになった。
猫の落ち込みなんて、初めて見た。
ハクは私の顔を見るたびに、顔を背けるようになった。
自分がやったとわかるらしい。

ハクは遂に、またエアコンの上に退避した。
上の場所にいると、上位に立った気分になって、心が落ち着くらしい。
椅子の上に立って、エアコンの上のハクをなでたら、
ハクはしばらく私の顔を凝視した後、やっと降りてきた。

「一時預かりのダイダイさん」は、ハクを「ビビリのハク」と呼んでいたが、
「ビビリのハク」は、「落ち込みのハク」でもあった。
でも何となく、ハクはもう二度と
私に猫パンチしないだろうという気がした。

野良猫ハクは、本当は物凄い甘えん坊で、
とても繊細で優しい心の持ち主だったのだ。





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Last updated  2007.09.03 00:02:17
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