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Pussy Cat Sophie (子猫ソフィの猫物語)その他

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2007.08.23
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カテゴリ:徒然猫物語
僕はチロ。

ハクが消えた。
ハクは突然吐き始めて消えた。
ハクが吐き始めた日から、僕はハクと寝なくなった。
邪魔かなと思って。
良くなったらまた一緒に眠るつもりだった。
でも、ハクが吐くたびに心配になって、ハクを見に行った。

飼い主が冷たくなったハクを動物病院から連れて帰った。
もう僕が頬ずりしても、ハクは応えなかった。
ハクの入っている箱にすりすり挨拶しても、ハクは応えなかった。
僕はハクの箱を見ながら、朝まで泣き続けた。

ミント達みたいに、これでもうハクに会えなくなるんだってわかった。
いつも冷たくなった仲間達は、二度と帰ってこなかったから。
翌日ハクの身体が消えた。
一度だけ、僕はハクがよく隠れていた「爪とぎ用すのこ」の裏側を見てみたけど、
やっぱりハクはいなかった。

僕はハクを探すのを止めた。

数時間後に、僕はなぜか歩けなくなってた。
後ろ足がほとんど動かないんだ。

お手洗いには、前足で這って行った。
でも、腰砕けみたいになって、「オシッコのためのお座り」ができなかった。
「どうしよう、オシッコできない・・・」って、びーびー鳴いていたら、
飼い主が「横になって身体にかからないようにすればいい」と言って、
僕の身体を横にしてくれた。
それで僕は横たわって、毛にかからないようにして、オシッコを飛ばした。

ハクが消えた日、
不自由な後ろ足で、水を飲みに行くのがしんどくて、
丸1日飲みに行かなかった。
そしたら、脱水になった。
ハクの身体をどこかに連れて行って、白い骨壷を持ち帰った飼い主が気づいて、
お水をお皿で目の前に持ってきてくれた。
1皿全部飲み干した。

翌々日、少し後ろ足が良くなった。
僕の気持ちが落ち着いたところで、
飼い主は僕を動物病院に連れて行って、レントゲンその他の精密検査をした。
骨にも、後ろ足の末梢神経にも、異常はないって言われた。
血液検査の結果も、腎臓以外は年齢の割にとても良いって言われた。
腎臓の値も、前回(2006年10月)の結果と横ばいで、
BUNが34、CREが3.6だった。

3日間、オシッコのたびに飼い主がお手洗いまで連れて行ってくれた。
お水も目の前に持ってくれるか、皮下点滴してくれた。
(飼い主は自宅で皮下点滴ができた)。
3日で動けるようになった。
でも、今度は、3時間ごとの嘔吐が1週間、
下痢が3週間続いて大変だったけど・・・
(詳しくは、「チロの闘病」をご覧ください。)

ハク、せっかく仲良くなったのに。
僕の目の前を通るたびに、僕に近寄って来て、
鼻キスで挨拶してくれるようになったのに。
ハク、いつか帰ってきてくれないかな・・・

飼い主は、また僕のために猫を連れてきてくれるって言う。
ハクやミントみたいな優しい子がいいな。
またいつか、消えたみんなに会いたい・・・

(飼い主:8月上旬に、猫エイズ白黒猫の「しっぽちゃん」が来ました。
 まきぼうサンたちがチロのショックを和らげるために、
 新しい猫を必死で探してくれました。
 そのうち「しっぽちゃん」についても書きますね。)





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Last updated  2007.09.03 01:28:55
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