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カテゴリ:徒然猫物語
栗坊は腕白坊主である。
図体は大きいのに、心はまだ子供である。 シッポ゜に遊んで欲しくて、1日1回シッポにちょっかいを出しに行く。 でも、栗はシッポを噛むふりはするけれど、 実際に噛んだり、爪で引っかいたりはしない。 でも、猫嫌いのシッポは、ちょっかいを出されるのが嫌いで、 「寄って来ないで!何回言ったらわかるのよ!シャー!」と言いながら応戦する。 シッポは爪を出しているので、栗はシッポに引っかかれて、顔が傷だらけである。 それでも懲りず、毎日「遊ぼうぜ~」と、シッポにちょっかいを出しに行く栗。 栗は飼い主にどんなに怒られても、 飼い主も絶対に噛まない。引っかかない。 怒られたり、自分の意思に反することをされると、普通は 「ヤダよお~!(=ミィィィ~)」と、 何とも情けなさそうな声で抗議(?)するだけである。 飼い主と遊ぶ時も、絶対に甘噛みしない。 でも、服で腕が覆われている時は別である。 栗は噛む時に、服の下の肌を認識しないのだ。 噛むと痛いのは肌であって、 生き物ではない「服」は噛んでも痛くない・・・と思っているらしく、 服の上からなら、思いっきり噛む! 牙が服の下の肌に到達するとは考えていない。 これは痛い。腕に歯型がつく時もある。 栗よ、確かに人間の服は猫の毛と違って、 「人間と分離できる(=服を脱げる)」し、服は生き物じゃない。 君のその認識は正しい。 だが、人間が服を着ている時は、君達の毛と同じ。 栗よ、服の下には肌がある。 君は服を噛んでいるつもりだろうが、その下の肌が痛いのだ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.30 17:43:24
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