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カテゴリ:徒然猫物語
栗の嫌いなもの、
それはバスルーム。 栗は飼い主の行く所、どこでもついていく。 飼い主が部屋の反対側に歩いていこうとすると、さっと反対側に走っていく。 途中で飼い主を追い抜いて、部屋の反対側で飼い主が歩いてくるのを 「飼い主、早く来いよ~、俺もう着いたよ~」と、 ゴロゴロ寝転がって、お腹を出して待っている。 最初はバスルームにも、 大喜びで飛び跳ねながら、飼い主の後をついてきた。 飼い主も喜んだ。 「サーシャみたいに、栗も一緒にお風呂に入る?」と。 ところが、栗も他の猫と同じく、水嫌いであった。 「嘘だろ~。何なんだよ~、ここ!水だらけじゃないか~!!! ここから出せ~!出せ~!出せ~!」 出せ~って言ったって、自分からついてきたんじゃないの。 それなのに、ぎゃー!ぎゃー!ぎゃー!ぎゃー!と、 あの惨めな大声で、あのふてぶてしい顔でひたすら泣き叫んだ。 いかにも強そうな大きなドラ猫風の栗坊が、全身総毛立っていた。 おシッポが狸のおシッポと化していた。 以下、その証拠写真である。 左が通常の栗の猫シッポ。右が狸のシッポと化した栗のシッポ。 残念ながら、栗はもう二度とバスルームについてこなかった・・・ 「どこでもドア」ならぬ「どこでも栗坊」が、唯一出現しない場所、 それはバスルームである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.30 19:17:24
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