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カテゴリ:徒然猫物語
俺、猫エイズのオス猫ガッチャ。年齢不詳。
ボランティアで野良猫を保護して里親を見つけている 「まきぼうさん」とこから来た元ノラ猫。 最初は、この不敵な面構えがガッツ石松そっくりだと言われ (ガッツ石松さん、失礼いたしました・・) 「まきぼうさん」が「ガッツ」、愛称「ガッチュ」と名づけたんだ。 2009年の2月頃、同じく猫エイズのロビン達と一緒に、 「まきぼうさん」のとこに来て、 9月下旬に飼い主の所にもらわれてきた。 でも、警戒心が強くて、未だに人間が近づくと 必死でシャーッと威嚇する。 これでも、かなり良くなったんだけどね。 まだまだ人間が怖いんだ。 飼い主曰く、「弱い犬ほどよく吠える・・・という例えと同じよね、ガッチャ?」 フン、言いたい放題、言いやがって。 それで俺、人間に馴れるまで、 部屋全体を見渡せる猫ハウスに入っている。 人間と同じ部屋にいて、毎日人間を見ていれば馴れるだろ? でも、あんまりシャーシャー威嚇するもんだから、 とうとう飼い主のお母さんにしみじみ言われちまった。 「ガッチャマン、どうしてあなたはそんなに怒るの・・・?」 *注1 それで飼い主は、俺の名前をガッチュからガッチャに改名した。 ガッチャなら、英語のGotchaにも通じるだろ? *注2 ちなみに、俺が威嚇している時は、耳が鞍馬天狗の頭巾みたいになるんだってさ! 「ガッチャマンもかなり昔のアニメだけど、 鞍馬天狗はガッチャマンよりも遥かに古い!」と言って、飼い主は笑い転げてたっけ・・・ 人(=猫)の顔見て笑うなよ。何がおかしいんだよ。失礼な奴だ。 俺思わず上目使いに、じぃ~っと飼い主の顔を睨みつけちまった。 普通なら、どの猫もみんな、10日間から1ヶ月間で猫ハウスから出るのに、 俺は、まだ猫ハウスの中。 でも、今年中に出られるかな。 2ヶ月間、猫ハウスにいて、だいぶ人間にも馴れた。 途中、飼い主の右手を思いっきりがっぷり噛んじまって (←すぐに牙が抜けなくなるほど)、 右手の手首から先が熱っぽく赤く腫れ上がり、 しばらく動かせなくなるというハプニングもあったけど、 ま、抗生物質や消炎作用のあるミントや湿布で良くなったことだしね。 飼い主によると、かなり痛かったけど、 指を動かそうと思えば何とか動いたから、神経は切れてなかったってさ。 神経が切れてたら、手術でつながなきゃいけないけど、 神経が切れていなければ、消毒して抗生物質飲めば、そのうち治るってさ。 でも、飼い主はただでさえじんじん痛いのに、指を動かそうとすると更に痛くなるから、 手首を上下にスナップさせて、指を動かさずにキーボードに『落下』させ、 パソコンを打っていたみたいだね。 飼い主は全治20日間だって言って、腎臓に悪いから痛み止めが使えないって言って、 俺に手首を見せて、「ガッチュ、痛いよ~」と俺にガウガウ文句言ってたっけ。 フン、痛かろうが何だろうが、そんなこと俺が知るかよ。 別に俺は食い物さえもらえれば、自由な野良猫のままでも良かったんだから。 こんな猫ハウスに俺を押し込める方が悪いんだ(←猫の論理)。 でも、飼い主曰く、 ガッチャ、野良猫として捕獲されて保健所に送られると、人間にガス室で殺されるのよ。 ここの方がマシよって。 そう言われれば、確かにそうかもな・・・ 俺、もともと自分と同じ猫は好きだし、怖くないから、他の猫とは何の問題もない。 猫ハウスから前足を出して、ロビンや栗とじゃれるようになったしね。 猫嫌いのシッポは、あんまり好きじゃないから、あいつとは遊ばない。 俺、猫に危害加えないのに、シッポは俺にシャーシャー威嚇してくるんだ。 何なんだよ、一体。俺が何かしたのかよ? ま、こんな俺だけど、 飼い主が食い物くれて、お手洗い掃除してくれるところは気に入ってる。 これから頻繁に登場すると思うけど、よろしくな! *注1: 1970年代に作成されたアニメの「科学忍者隊ガッチャマン」。 *注2: Gotcha = I got you. 「捕まえた!」などの意味がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.30 12:50:15
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