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カテゴリ:映画レビュー
立て続きに映画を何本か観た。
ハチャトリアン(『剣の舞』を作曲したソ連の作曲家ハチャトリアンを取り上げたドキュメンタリー)、HACHI(アメリカを舞台に日本が作成した忠犬ハチ公のアメリカ版)、RAY(レイ・チャールズの伝記物)・・・・ やはり動物好きだけあって、HACHIが気に入った。 ハチが一生懸命飼い主の教授にじゃれて愛情表現するところなど、ウチの人懐こい(性格が犬と言われる)猫とダブって、さして泣く場面でもないのに、思わず涙ぐんでしまうのだった。 舞台を現代の米国に移して、主人公の大学教授をリチャード・ギアが演じているのだが、これがなかなか良い味を出していた。動物好きで優しくて気さくなアメリカ人がいるとしたら、こんな人だろうな・・・と思えるような味を出していた。 米国映画「第5惑星」を観た時も、この映画は、良心的で温和な人が作ったんだろうなぁと思ったが・・・「第5惑星」の映画は、最初、確かちょっと魚類風の異星人を敵視して見下していた地球人の男性が、ひょんなことから異星人の子供の育ての親となって・・・「どうして僕は父さん(「おじさん」だったか?)みたいに指が5本ないの?僕おかしい?」と聞かれて答えに窮しながら、子育てにいそしみ・・・・最後に一生懸命、親として異星で異星人の文化に則って、異星人の子供の成人式に参加する映画だった。 話を元に戻そう・・・ 確かリチャード・ギアは、黒澤明監督の「八月の狂詩曲」にも出ていて、落ち着いた味を出していたっけ。米国の原爆投下を批判したあの映画にリチャード・ギアが出ることは、俳優として、そして政治的に、米国でどういう意味を持ったのだろうかなどと思いながら観ていた。 「Shall We Dance?」の米国リメイク版にも出演していて、日本映画づいているリチャード・ギア。クリント・イーストウッドと並んで、良心ある知的な親日派の雰囲気を漂わせる俳優さんなんだなぁ・・・と思った。 ハチの表情も可愛かった。最期、年老いたハチを天国(?)から教授が迎えに来るシーンが暗示され、映画は終わりを告げる。 ちなみに映画の最後に実際のハチの情報が流れる。それによると、ハチは1923年に生まれ、飼い主の東大教授は1925年に死亡したが、ハチはそれから1935年に死ぬまで9年間以上、待てど暮らせど帰り来ぬ飼い主を迎えに、渋谷駅に通い続けたそうだ。渋谷の忠犬ハチ公の銅像も、しっかり映っていた。 HACHIは後味の良い映画だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.28 21:44:49
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