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カテゴリ:徒然猫物語
(写真:ため息のしっぽ) 私、猫のシッポ。 テーブルの上に飼い主が焼いたマフィンが置いてあったのね。 くんくん匂いを嗅いでみた。 飼い主が「食べる?」って、少しつまんで分けてくれたの。 私、『飼い主が手にとって食べさせてくれるものは、基本的に何でも食べる主義』だから、 思わず、食べてしまった。 飼い主は大喜び。 「シッポはマフィンが好きなのね。」 そう言って、次から次にマフィンを細かくちぎって食べさせてくれるのね。 でも、私、決してマフィンが好きなわけじゃないの。 飼い主が手にとって食べさせてくれるから、義理で食べてるだけ。 本当はお肉やお魚の味の方が好き。 それなのに飼い主はニコニコして、 次から次に嬉しそうにお手製マフィンをちぎってくれるのよ。 5回も6回も。 それで結局、小さなマフィンの1/4くらい食べてしまった。 さすがに、ちょっとつきあいきれないじゃない。 ついに私、飼い主が次のマフィンをくれる前に、 スタスタその場から逃げ去ることにしたの。 それでやっと思い出した、飼い主。 私が、『人間が手にとって食べさせてくれる』のが大好きだった・・・ってことに。 でも、昔は『手にとって食べさせてくれる』のが一番好きだったけど、 今は抱っこにもなれたし、ブラッシングも好きになったし。 他に好きなことがいっぱいできたから、 『手にとって食べさせてくれる』のは、 今じゃそんなにインパクトがないのね。 ああ、ため息。 「飼い主孝行」も楽じゃない・・・ シッポのことをよく知らない人は、 「シッポちゃんの好きなもの」を読んでみて。 シッポちゃんの好きなもの お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.18 18:10:05
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