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カテゴリ:母性愛/Maternal Love
(2017年3月25日フェイスブック投稿文を2019年12月に楽天ブログに転載)
昔ティアラをティアラの子猫と一緒に保健所からもらった時、猛烈に感動した。この子は生まれてからわずか1年ぐらいしか経っていないのに、しっかりお母さんをやっていたのだ。ティアラと子猫を別のケージに入れていたのだが、いたずらした子猫を叱るたび、ティアラはちょっと離れたケージから、大きさが自分の10倍もある飼い主の私に威嚇してくるのだ。明らかに人間を怖がっているのに、勇気を振り絞って必死でこちらに立ち向かってくる小さなティアラ。 人間が果たして自分の10倍もある恐竜に素手で立ち向かえるか。恐竜に体当たりできるか。 子猫を叱るたび、ティアラが威嚇するたび、私は感嘆の眼差しでティアラを眺めた。これが母性愛か。 そうやって野良時代に子猫を守ってきたのだろう。子猫を守るために、食べ物や敵味方、周囲の環境など、いつもいろいろなことに気を配ってきたのだろう。子猫を守るために、たった1年で大人になったティアラ。ティアラはもらわれた後、自分たちが置かれた状況を把握するのも速かった。人間と一緒に暮らして「してよいこと」と「してはいけないこと」を把握するのも、子猫ではなく、既に大人だったこの子が一番速かった。 もらって2年半経ち、最近ティアラは少し子猫らしいところがでてきた。大人っぽい成人猫ではなく、子猫のように自由に遊ぶようになった。野良時代はいつも緊張してたのね。野良時代に子猫として思う存分遊べなかった分、今遊ぶといいよ、ティアラ。 (写真は、上がもらわれてきた当時(2014年10月)のティアラ、 下が2年半後2017年3月のティアラ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.12.21 13:18:08
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