G’すてえじ本館

第五部は作者の『イタリア好き』が顕著にあらわれている作品だと思う。
「これからイタリアに行ってみたい」と思っている人は是非読んでみるといいだろう。


第五部の主人公はジョルノ・ジョバーナ。
なんの、あのディオの息子だ。
日本人女性との間に生まれた子供で、母親の再婚相手がイタリア人だったために、名前がイタリア読みになったというわけ。
ディオの息子ではあるが彼のような人物ではなく、ジョースターの血を持つ人間だ（ディオの首から下はジョナサンのものだからだろうか）。
スタンドは生命を与える『ゴールド・エクスペリエンス』。


第四部から数年後、イタリアに『ジョルノの皮膚組織をとってきてほしい』という承太郎の依頼を受けてやってきた広瀬康一がジョルノと出会う。
彼と知り合った康一は彼から『自分自身がギャングのボスになり、この町を守る』という目的を聞かされる。
見事組織の一員となったジョルノは仲間と共にボスの一人娘トリッシュを保護するが、ボスを倒すのが目的で、なおかつボスはトリッシュを始末しようとしていたという事実を知ってボスを倒すために行動する、というのが大まかなストーリーだ。

結構この第五部は読み応えがある。
ディオの息子というだけでも驚きだが、その心はまさにジョースターの血統そのもの。
一切の正体を隠しているボスは一体何者なのか？
ボスの持つスタンドとは？
そしてジョルノ達は勝つことができるのか？