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2005.01.26
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カテゴリ:事件
桶川ストーカー殺人事件、みなさんは覚えているでしょうか?

1999年3月、被害者の詩織さんは元交際相手の男性に突然殺害されました。
ちなみにこの犯人、事件の約3ヶ月後に自殺しています。
詩織さんは事件の4ヶ月前から警察署に助けを求めていましたが、警察はこれらを無視し続け、その結果、事件を未然に防ぐことはできませんでした。
また、詩織さんが提出した告訴状を勝手に被害届けに書き換える(こうすると、任意で捜査しなくてもいいらしい)といった不正行為も露見しました。

当時の事件責任者は両親に涙ながらに謝罪、メディアを通じて反省の意をあらわにした…かに見えました。

その後、警察を相手取り、両親は裁判にかけました。
事件を未然に防ぐことができず、警察の怠慢で娘を亡くした両親にとって、この行動は当然と言えるでしょう。

しかし、法廷の場で警察側の態度は一変しました。
『現代の若者は性に対し自由奔放である』
『両親に宛てた最後の手紙は、詩織さんの空想で書かれた物』
などと責任がないという姿勢をあらわにしたのです。
しかも先ほど書いたような詩織さんを中傷するような論述もして。

結果、一審では『職務怠慢は認めるものの、殺人まで発展するとは当時では考えにくい』として事実上の両親の敗訴。
さらに今日、東京高裁は控訴棄却を言い渡しました。

警察という組織は市民の安全を守るのが役目。
そんな任務を背負っている身でありながら、職務怠慢とはどういうことか。
さらに謝罪したというのに、なんだこの態度は!?
全部ウソの謝罪をして、どれほど両親が怒り、悲しんだことか!?
無論、全員がそうだと言っているワケではありませんが、あまりにも酷い。
『謝ったからハイそれまで』が通用する世界などどこにも存在しない。
まさに『汚い大人の世界』としか言いようがありません。
そしてこういった組織を生み出してしまった日本の治安のあり方を、またもう一度考える時ではないのでしょうか。





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Last updated  2005.01.26 23:08:52
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