Qのざれごと

いよいよ鳩山民主・社民・国民新党による連立政権がスタートします。

次々と明らかになる新閣僚。「？」と思うものから、「この人しかいない」という人まで、

全体的に見れば、まぁ妥当な顔ぶれかなと思いました。

厚生労働相の長妻さん、総務相の原口さん、行政刷新・公務員改革担当相の

仙谷さんは「選ばれるならこの人だろう」という当然の人選でしょう。特に

「ミスター年金」長妻さん。今もなお混乱が続く年金改革をきっちりリーダーシップを

とってやってくれることに加え、脱・官僚政治 の一翼を担うことも期待されている

ようです。

意外だったのは前原誠司さんの国土交通相。前原さんは誰もが認める軍事・安全保障

通なので、速報で名前が出た時は防衛相になるものと思ってました。

あと、藤井裕久さんの抜擢に疑問符をつけた人が私の周りにもいました。

この人は、旧大蔵省出身で財務・税務に明るく、16年前の細川政権下で大蔵大臣を

務めたこともある数少ない閣僚経験者の一人なので、現時点ではこの人以外に

財務大臣にふさわしい人はいないのではないかと思いました。脱官僚主導政治を

掲げる政権の方針には反するという見方もあるでしょうが、人選としては妥当でしょう。

最後に、菅さんが兼務する「国家戦略担当相」。正直なところ不勉強で、どういうことを

やろうとしているのかよくわかってませんので、これから勉強したいと思ってます。

（マニフェストを見直します）

自民党政権時と違い、政治家主導の政治を行うべくいくつかの新たな試みを実行

しようとしている新政権。不安もあるかと思いますが、次の選挙までの4年間（その

間に解散するかもしれませんが）、じっくり見守っていこうではありませんか。

難問山積みですが、能力のある人は大勢いますので、是非がんばってほしいものです。

くれぐれも空中分解しないよう。火種は抱えているだけに、それが唯一の心配事です。