MAKO-PEEの日記帳

　現在、妻の友人の家に貸してある１枚の絵があります。「柘榴の木」を描いた絵で、数年前に福島へ転勤した時に妻が知り合いの年配の女性からいただいたものです。上の子供が生まれてから２人目がなかなかできない事を知り、わざわざ用意して下さったものです。

　この絵を家の北側の壁に飾っておくと子供ができると言うのです。せっかくの好意なので有難くいただいてそのとおりにすると程なく２人目が授かりました。それが今小学校３年の息子です。

　その話を妻の友人が聞き、その絵を貸してほしいというので貸して上げました。そこは私たちと同じ頃に結婚して、かれこれ１０年子供ができず、不妊治療をしても一向にだめでしたので、何にでも縋りたい気持ちだったのしょう。ところが不思議な事にその絵を飾るとすぐに１人目を授かり、その後さらに２人目までも生まれました。

　さらにこれを聞いた別の友人がわざわざ家に訪ねてきて「貸して下さい」と頼まれました。その家も結婚数年経っても一向に子供ができずに悩んでいたそうです。不妊治療にも通っていたそうです。まあ別に家は返してもらってももう必要ないのでそのまま転貸することにしたのです。

　ところが昨年の秋にその友人から子供ができたという連絡があり、この度めでたく出産されたそうです。関西に転勤になり２人目もほしいのでそのまま貸してほしいとのこと。今はその家の北側の壁に飾ってあることでしょう。

　柘榴の実は自分の子供を食べてしまう鬼子母神にお釈迦様が子どもの代わりにと与えた果物だそうで何か不思議な因縁があるのでしょうか。