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親父さまの職場まで用事があって車で行ったら、近所の整備所のおっちゃんが
「異音がするな~」との発言。えぇ知ってます、、、。 異音どころかボンネット内部から聞こえる音はスムースとは言いがたいのです。 ただ自分でメンテナンスしてて、走行や安全性に問題ないと判断してるので放置してましたが、暇だからって理由で見てくれる事に。 「ちょっと待ってろ」 の一言で親父が行ってる職場で1時間ばかし待ってたら、診断する時間がどんだけかかるか未定だからって事で、わざわざ代車用意してくれてました。 正直ありとあらゆるタイプの車を運転してみたい私です。 何が来るのかドキドキしながら工場にいったら、一台だけ置かれた車がいました。 愕然としました どのメーカーか。どの形式か。 期待してた気持ちが一瞬でかき消されました。 「ある所にはあるんだよ。タマは多いからな。何年経ってもお前の手足の一部だから、わざわざ細かい所の説明はしないぞ」 車体に三分の一位かかったシート。 隙間から見える外装の一部。カラーリング。 ホイールでわかるグレード。 正直、ギクッとしました あぁ、忘れるもんかい パッと見ただけで、今でも細かい仕様だってスペックだって全部言えるんだ エンジンの上昇に伴うトルク変動から、速度制御の変速パターンだって、1速から4速まで身体が覚えてる。 2600回転から3100回転までを微妙なアクセルワークで活かせば峠でだってRX-7にすら勝てる、地味だけど確かな1Gのフィール 自らの車としての生命を完全に殺して、自分とかけがえのない友人を救ってくれた相棒 TOYOTA Mark2 GX100 Grande2000 シートを完全にはがした瞬間、立っていられなかった 大切な相棒に出会えた喜びと、大切な思い出を自分の事のように考えてくれていた誰か 崩したくない、壊したくないから。 頭を下げて代車をお断りしました。 次にコイツに乗るのは、片付けるもん全部片付けた時に、また自分で探し出して自分の手で入手すると決めてるから。 考えが頭の中を回ると、ボロボロと出てくる涙。 堪えようとしても、なにやっても無駄で。 むせて苦しいのに止まってくれない。 声を上げて泣いた。こんなの、何年ぶりかもわからない。 こうなる事もわかっていたのか、構内には他に誰もおらず、 上の階からは仕事に励む人たちがいる。 人払いをしてくれていた事を感謝し、ぬぐったはずなのに止まらない涙に笑えてきた。 ------------------------------------------------------------------------------------ 形あるモノっていつか壊れるんですよ。 未来永劫、モノっていうのは一生一緒にいる事なんてない。 だからこそ、思い出っていう一生なくならないモノが尊く思えた。 思い出って大切にしなきゃいけませんね。 冠婚葬祭 この数年で色んな場面にいましたが、車一つで泣くなんて、意外とモロい自分がいましたw 目を閉じれば、今でも相棒と走り続けた日々を鮮明に思い出せます。 だけどそれは今現在じゃなくて、変わる事のない経過した事実による記憶。 一生に何度出会えるかわからない大切な日々を得る為にも、 そんな感情を成人してから何年もたった自分に教えてくれた相棒の為にも、 今を、しっかりと、歩んでいきたいと思います。 明日になればまた昨日までの自分に戻るはずですw でもいいんです。変わらない事が、安定してるって事ですから。 自分は自分。変わらない事が、何よりの自己の存在意義だと思います。 っと、ちょっと考え過ぎた一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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