この日の砧定例は、翌日の講習の準備があるので時間を詰めてやるという。
上級は、傾斜走行→急制動→低速バランスといった具合で、14:30目途に終了。

傾斜走行は、指導員が先導してのトレイン走行の後、一定間隔を取っての単独走行をすることに。
単独走行は、走りなれたコースであっても、自らライン取りを考えペースも作っていく必要があり、よい練習になる。

が、調子に乗ると痛い目にも遭うわけで・・・・
コーナーへの進入ラインとバンクを誤り、ブレーキペダルが縁石にガツンと引っ掛かり・・・・ガシャァ～ン・・・・

ブレーキペダルはグニャリとひん曲がり、ペダルを保持しているスナップリングとワッシャはもちろんバイナラ・・・・
おまけに車体と縁石の間で揉まれたであろう右足の親指が・・・・

曲がったペダルはメガネレンチですぐさま修正できたし、スナップリングとワッシャは無くても乗れないわけではない。
が、痛めた親指はみるみる内に熱を持ち出し、極めて嫌な感じ。見るのがコワい。

その後も課題を続ける決心をしたが、こんな日に限って、ガッツリとブレーキ訓練があるからタマラナイ。しかもリアブレーキのみのセクションもあるし・・・・
まもなく右足先の感覚が怪しくなり、踏み込めているのかどうかもよく判らない。続く低速バランスに大きな不安を残す。

すると不思議なもので、低速バランスはオーバルの練習をするという。
た、助かった・・・・傾斜走行への応用度も高いし、何より、微妙な右足の調整が必要ない。

オーバルでは、フロントブレーキの掛け方、リリースの仕方、あわせてライディングポジションの使い分け方が練習できて実りある時間となった。
痛みを我慢した甲斐があったのだが、帰ってビックリ、親指周辺は内出血でドス黒く、1.3倍くらいに膨れ上がってた・・・・・

革靴履けまへんがな・・・・