鉄砲組百人隊。
江戸時代、大久保百人町辺りに拠点を置いていたという鉄砲隊で、それが由来となって百人町という地名がついたとか。

その鉄砲隊はもちろん随分前に解体されたが、伝統を現代に受け継ぐ方々がいらっしゃって、隔年でパレードをしている。
具体的に何をしているかというと、百人町界隈をめぐり、各所で火縄銃をドンパチ放つというド派手なモノ。

詳しくはコチラをどうぞ。

その2年に一度のパレードが先日あった。
現代の鉄砲同心は総勢何名か不明だが、時の流れの宿命か火縄銃が今や百丁も集められないようで、実際に鉄砲を担いでいる方は30名程度。

まずは皆中(かいちゅう)稲荷神社において出陣式なるものからスタートするので、早々に行って待機。
この皆中(かいちゅう)は皆当たる(全て的中する)という意味だが、弓道をする方にとっては親しみのある言葉

かくいう自分も弓道に熱意を注いだ一人なので、当時の記憶がよみがえってくる。
まぁ、今はギャンブル祈願に来る方が多いらしいのがなんとも複雑。

社自体は狭小で見物人の場所取りも激しい。
幸い最前列を陣取れたが、この最前列というのがミソ。

反響する狭い所で火縄銃5丁程度を一斉発射するもんだから、至近の見物人はすさまじい爆音にさらされる
耳を塞がなかったため、しばらくは耳奥が痛いくらいだった。

その後は各所でドンパチを繰り返す。小学校や球場では発砲数が多く、見ごたえもある。
が、爆音に限って言えば、最初の神社内のが一番キく。

周辺の韓国料理で食事をとりつつ火縄銃の発砲を見学すると、ゆうに半日は遊べる。
次は2年後。まだ東京にいたら見に行こう・・・・