太い逸物は天を衝き、抜けばすなわち白球が飛ぶ
痺れるような快感を受ければ、咆哮モノである。とまあ、のっけから何であるが。(笑)朝、何気なく起きてテレビを見ていたら、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志選手がテレビに出ていた。誰が見ていたのだか、テレビにはヘッドフォンがつけられていて無声映画のようである。大方、家内がDVDを見ていて、席を立ったままそれっきりになったのであろう。ボクは寝ぼけた頭を覚ますために、キッチンにあったコーヒーを注いだ。画面では、新庄選手の活躍が映し出され、そのテロップだけを見ていても尋常(←「しんじょう」じゃないヨ)でない活躍が見て取れた。ボクはあっちに別のブログ形式のサイトを運営しているが、テーマは「元気」である。起業家やスポーツ選手、有名人の多くは成功者と言える人たちである。彼らに共通しているのは、みな「元気」であるということだ。ショボンとした成功者を見たことがない。強運の持ち主は、そのバイタリティで運をも引き寄せる。みんなが元気になれれば幸せである。みんなが幸せになれれば、世の中も幸せになる。幸せの一歩は、一粒の元気が生み出すと言っていい。まだ、とっかかりだがあっちでは、その元気の研究を行っているのだ。ボクは手帳魔である。基本的には、風呂トイレ以外は、つねに手帳は手元にある。バイブルサイズのシステム手帳だが、バッグに入れないで直接手に持ってすぐにメモできるような体勢でいつもいるのだ。そのために自作のワイヤーストラップをシステム手帳につけたくらいである。(3月28日「レッドゾーンまで燃えさせて」)テレビで目が覚めてしまい、コーヒーもそっちのけでヘッドフォンを抜き取った。即メモである。(笑)新庄選手と言えば、平成12年に阪神タイガースが提示した12億円の契約金を蹴って、大リーグ行きを決めたナイスガイである。最低保証の2,400万円を出したニューヨークメッツを選択することは、誰にでもできる行為ではない。この人のトークは軽妙である。見ているだけで元気になるのだ。「とにかく人を楽しませたい」言うだけのことはあるのだ。プレーで、トークで被り物(カエルやゴレンジャー)で楽しませてくれる。この「元気」こそ、ボクが求めているものなのだ。自分が元気でいられて、人にも元気を与えられるようになる秘訣をずっと探していたのだ。今もって、まだこの秘訣は分かっていないがあっちで実践していることは、生涯のライフワークとして考えたいのである。これまでに、著名な人の「元気のみなもと」をあっちで紹介してきたが、成功者に共通しているキーワードがいくつかある。1)好きなことをやっている。2)常に新しいことに挑戦している。3)過去(栄光など)を振り返らない。4)いつまでに何をするかハッキリ決めている。5)へこまない。実は、元気の秘密はこのあたりにありそうな気がする。まだ確信したわけではないが、特に4)と5)はポイントだと思う。夢を持って、何かに取り組んでいる人は夢を実現するために目標を持っている人が多い。すなわち「いつまでに何を」の世界である。言ってみれば「人生ゲーム」のようなスゴロクをやっていると考えれば良いのだ。ゲームにはゴールがある。そのゴール、つまり「いつか○○になりたい」というゴールであれば、人生の道のりの中にいくつもの課題を設定しているのだ。課題は100個かもしれないし1,000個かもしれない。けれども、その課題をひとつひとつクリアして、確実に自分がゴールに向かって進んでいることが分かれば、達成感も得られるだろう。成功者の多くは、その達成感を楽しんでいるのだ。これは、いろんな成功者がそう言っている。三木谷さんや、堀江さんも言っている。例えが適切でないかもしれないが、30万円の大型スクーターが欲しいとする。手元に資金はない。では、バイトをしようとなる。1日で1万円の日雇いをすることになった。初日はキツかったが、何とか仕事を終えて1万円手にした。あと29万円である。1週間で合計7万円稼いだ。あと23万円である。この場合、1日1日の労働が「1万円を稼ぐ」という課題である。それを毎日クリアして1週間経過したワケである。まだ「何のバイトをしようか」とか「バイクが欲しいなあ」と考えているうちは、バイクは所詮夢でしかない。だが「バイクを買う」という目標を立てて「そのためにはどうすれば良いか」という課題を設定し実行に移せば、夢を叶えるのは現実味を帯びてくる。そうして1週間……。ここまでくれば、実績がモノを言う。この調子で働けば、23日後には30万円貯まると言う、見通しが立つのである。そして、めでたく1ヶ月後にはバイクを買うことができる、と言うことなのだ。今の例は、分かりやすい例えにしたつもりだが、成功者の多くはこの夢や目標をいつも自分で明確にしていて、常に見通しを立てているのである。夢をゴールとして、今の自分のポジションがどこにいるかが明確に分かっているので、いつも充実しているのだ。バイクの例で言えば、1週間で7万円貯まったという実績は自分がバイクを手にするために、今目標のどこらへんにいるのかが分かるのだ。自分の位置が分かれば自信を生むし、「あと23万円」という見通しもハッキリしてくる。「あと23万円でバイクが買える」と思えれば人間はやる気が出るものである。「今日、熱があるなあ」と体調が悪くなっても寝ているヒマがないのだ。むしろ、寝ていたくないので気力が沸いてくると言うものである。仕事では、人間関係や体力など悩みはいろいろあるだろうが、ゴールすれば終わりである。とりあえず欲しかったバイクを手にすることができるのだ。こういう目に見える目標は嬉しさそのものである。成功者たちは、自然に自分たちの夢を具体化する術を実行しているのだ。だから、元気なのである。この楽天の三木谷社長も言っている。「落ち込むことはありますよ」と。けれども、それが尾を引かないのだ。なぜなら、やりたいことや夢があるのに、落ち込んでいるヒマがないから。バイクの例ならば「欲しけりゃ、夢中になって稼ぐ」ということであろう。あっちに書いていない内容で、新庄選手の面白いエピソードを……。大リーグ時代に通訳を頼んでいた人に言ったらしい。「MIAMI」をマイアミと読むのは、どうにも納得がいかなかったらしい。新庄選手曰く、「あれはミアミだろう」と。通訳の人は小島さんと言う人だったらしいが、相当困ったらしい。それは、そうだろう。そんな事を言うヤツはいない。(笑)まだ続く。「仮に100歩譲って、『MIA』をマイアと読むのなら残りを含めてマイアマイだろう」と。つまり「MI」=マイ、「A」=アだから、「MI」=マイ……で「MIAMI」は「マイアマイ」なのだそうである。(笑)この人、相当のツワモノである。ああそうそう。タイトル、冒頭の表現は新庄選手がホームランを打つときの様子をイメージして書いたものです。「太い逸物」とはバットのことであり、「抜けばすなわち」と言うのはバットを振り抜けばということを表現したのだが……もう、いっか。卑猥な表現でごめんなさい。※この日記は、4月3日のスペースに、4月5日に書き込みました。水無月悠里の「元気まぐ」はこちら