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テーマ:猫のいる生活(138407)
カテゴリ:トレビアの泉?
奈良時代の僧景戒が撰んだ仏教説話集によると
中国では、大切な仏典を食い荒らすネズミへの 対抗手段として、猫を飼う風習があった。 {過去に掲載した内容ですが一部、情報を 改めて、まとめてみました} ー猫はネズミ退治のための舶来動物ー 奈良時代、大陸からネズミを退治する為に 仏教伝来の際に猫も一緒に 輸入された動物とされています。 平安時代には上流貴族のペットとなり 寺院や宮中の屋内でも大切に飼われていたようです。 また、当時の猫は綱につながれて飼われていたので 野良猫はいなかったとか・・・ その後、猫は時代の移り変わりとともに 人間社会の関係も変わり 猫が庶民のペットになったのは鎌倉時代 野良猫が増えるのは室町時代 綱で飼うことを禁じたのは江戸時代です。 徳川綱吉・・・(生類哀れみの令) ・母は京堀川の八百屋お玉(桂昌院) ・正室は鷹司教平の娘信子 ・側室に瑞春院(お伝)、寿光院、清心院 ご存じTVスペシャル「大奥」で登場した 人物です。この機会に少し歴史を覗いてみませんか? 幕府第5代将軍:徳川綱吉←こちらへ 元禄14年・有名な忠臣蔵もこの時代。 赤穂義士略式年表←こちらへ 一条天皇が催した子猫誕生の祝 「枕の草子」には、一条天皇(在位986~1011)が舶来の猫を 可愛がった話があるようです。 藤原実資(ふじわらのさねすけ)は猫のために産養までお行なった一条天皇の 猫に対する寵愛ぶりを、「奇怪なことだ」と「小右記」に記している。 その寵愛された猫は、天皇のお側近くに仕える五位以上の女官である 命婦の称号が与えられ「命婦のおとど(命婦様)」と名づけられて 専用の乳母も付けられた。藤原実資の日記「小石記」には、 その猫が子猫を出産した折に、皇子などが誕生した時に行う 「産養」の祝宴まで催したという記述があり 大変な可愛がりようだったとか。 小右記←こちらへ 縄文・平安時代の貴族の生活は風俗博物館←こちらへ 京都御所・紫震殿 2005・4 撮影 行事や儀式が行われる正殿 中央にある(朱塗)のは天皇の御座所(高御座) 即位の日にこの神聖な場で・・・ 帳(とばり)開閉する役目の女性を引き入れて 手をつけてしまったのは奇行でも有名な 花山天皇である。 また、この紫震殿に上がれるのは 従五位までとされている。 京都御所・築地塀 手入れが行き届いている築地塀 土でできた塀は草が生えるという 猫はどのようにして日本に来たのか調べているうちに 歴史は教えてくれました。 猫はどの時代でも変わらず愛されて 今後も新たな歴史を人と歩んでいくのでしょう。 長文でしたが最後まで拝読して頂き有難う御座いました。 聖徳 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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