カテゴリ:やま
さて、後編です。
長谷川ピーク、大キレットというメジャーな難所、 と書いたのですが、 個人的にはそれほどコワくありませんでした。 長谷川ピークは両側に何も無い点は確かに怖くて、 バランス崩したらイっちゃうな、という感じでしたが、 高いところが好きな身としては守備範囲の恐怖感。 でも大キレットは「おやー?ここが噂の大キレット?」という感じ。 ちょっと構え過ぎてたかも。 人によって怖さの感じ方は違う(高度感や岩場、鎖場など)ので、 あくまで私の感じ方なのですが、 おそらく飛騨泣きを経験した後だったからかもしれません。 飛騨泣きありがとー! お礼を言うようなもんでもないか。 そうこうしているうちに南岳小屋到着(13時頃)。 さすがに疲れたので、しばし休憩。 でもまだ体力に余裕アリ。 ここからは特に難所もないので、 4~5時の間に槍ヶ岳山荘に着けるでしょう。 でもホントはその時間はNG。 やはり理想としては15時をメドにしたいもの。 今回は例外、つーことで(^_^; 南岳小屋からすぐのところに南岳。 向こうに見えるのは笠ヶ岳。 そうそう、今回は縦走路の写真を主に載せていますが、 周りの山々も素晴らしかったです。 山のオールスター大集合、という感じ。 さすが北アルプスの中心部です。 中岳に着いたのは14時40分ころ。 ご覧のように、この頃からガスってきて見通しが悪くなりました。 でもその分暑さが和らぐので好都合。 言い忘れてましたが、今回の縦走は3000メートル級の山とは思えない暑さでした。 いやぁ、暑かった。 そうこうしているうちに、ようやく飛騨乗越(のっこし)。 槍ヶ岳山荘は目前です。 ひぃはぁ。 16時20分ころ、ついに槍ヶ岳山荘到着。 疲れた~~~! その頃雲も少なくなって、再び青空が現れてきました。 そして、小屋の目前にドーンと槍ヶ岳! おぉ~。 なんという存在感。 いわゆるパネェ!(若者風) こうして間近にみてみると、ていうか感じてみると、 まったく圧倒されます。 すごい山があったもんだ。。 しばし見とれつつ、テントを設営。 やがて夕焼けになりました。 日が暮れるまでの十数分、 雲と夕陽の作り出す幻想的なシーンの数々は、 まさに山に来た人間だけが味わえる至高の光景。 疲れなんか完全に吹っ飛んでしまいます。 いや、ちょとウソ。 実際はグタグタですが、それを感じなかったということで(^_^; 明日は朝起きたらあの穂先に登り、下山です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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