カテゴリ:やま
夜明け。
槍ヶ岳の向こうから登る朝日。 風が強いけど清冽です。 そうそう、昨晩も風が凄くてオチオチ寝ていられませんでした。 でも山はそういうものだと割り切ってしまえば問題なし。 途中で叩き起こされつつ、根性で眠りました(^_^; 遠くで富士山も夜明け。 足元が明るくなった頃、山頂目指して出発。 さすがにちょと寒い。 約30分、岩場と鎖と鉄梯子をよじ登り、山頂到着。 視界は完全360度。 遮るものは何もなし。 夜明け直後の冷たい空気と風の中、 叫びたくなるような絶景が広がっていました。 そう、これを絶景と言わずして何を絶景というベキか。 背番号。 それはゼッケン! しょーもないギャグはともかく、 何かとてつもない場所に来てしまったように、 あっちを見てジワー、こっちを見てボー、っとしてしまいました。 昨日歩いてきた尾根もあざやか。 あんなところを歩いてきたのか。 なんだか不思議。。 こちらは噂の北鎌尾根。 素人の私でも知っているくらい有名な、 日本の山岳史に残る尾根です。 こんなところを登るなんて、、スゴイもんだ。。 ちょうど朝のラッシュ?の直前だったため、 たっぷり堪能できました。 あぁ、素晴らしかった。。 さて、あとは下りに下り、下りきるのみ。 8時前に下山開始です。 空は晴天。 てか、晴れすぎで暑い(^_^;; しばらくの間、振り返れば槍ヶ岳の雄姿。 あまりに素晴らしかったので、 何度も何度も振り返ってしまいました。 ケガとか病気でもしない限り、きっとまた来るはず。 つまりケガとか病気はできないってことだ。 気をつけねば。 途中にある、播隆窟という岩屋。 播隆上人については新田次郎の小説「槍ヶ岳開山」に書かれています。 ノンフィクションではありませんが、 とても面白い小説なのでオススメです。 さて、下りは疲れというより暑さとの戦いでした。 日陰の一切ない道を、9月とはいえ真夏の太陽にジリジリ攻撃されて、 汗だくになっての下降。 せめて風さん、吹いて~~~、 と頼んでもほとんどそよ風程度。 そりゃ頼んだら吹いてくれるっつーもんでもありませんが。 熱線から逃げるように、ほうほうの体でたどり着いた槍沢ロッジ。 お腹がすいたのでカレーを注文。 今回の縦走はロクな食べ物を用意しなかった(主にパンとカロリーメイト)ので、 メチャクチャ美味ぇ! 単なるレトルトカレーがまるで天国の食べ物です。 そうか、次回はボンカレーとアルファ米を持ってこよう。 その後横尾~徳沢~明神、そして上高地バスターミナルと、 来た道を戻って無事下山。 無事といってもバスターミナルに着くころには、 いつものように、いやいつも以上にヘロヘロヨレヨレ。 ほぼ全体力を使い切った状態。 でも去年とは正反対の、とても充実した登りでした。 ちょっと暑すぎましたが(^_^; さぁ、来年はどうしようかなぁ。 槍ヶ岳でご来光も見たいけど、 北アルプス北部も行きたいし。 いずれにせよ、いつかまた来ることは確かです。 またね~、北アルプス。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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