「星新一 ちょっと長めのショートショート そして、だれも…」
「星新一 ちょっと長めのショートショート」は、2006年7月初版のピカピカの新着図書として図書館で見つけた。最近星新一を濫読している娘に教えたら、早速借りていた。星新一のショーとショートといったら、私が中学生の頃夢中で読んだSFの一大分野。真鍋博の未来的なイラストのイメージが懐かしい。そんな星新一がいまだに新刊として刊行されていることに驚いた。娘が自分のときと同じ年代で読んでいるように、星新一、筒井康隆、小松左京などなど、40年近くを経ても読み継がれている。これらの日本のSF界の巨頭はやはりすごかったのだと、今更ながら思う。そう云えば「日本沈没」が再映画化されているが、小松左京が書いた頃の「日本沈没」は今よりもずっとセンセーショナルな本だった。