人間ドック後日談
ドック当日の夜、腹痛に襲われた。未明まで悶々と耐えていたものの、耐え切れず病院に逆戻り。夏至を過ぎたばかりの朝は3時半でもう薄明るかった。当直の内科医に虫垂炎を疑われ、朝から始まるエコー検査を受けることになった。腹部レントゲンを撮った後、痛み止めの点滴を受けながらベッドで待機。8:30から始まるエコー検査では、30分近く徹底的に腹部を調べられた。検査技師は虫垂炎を見逃しては大変とばかりに、前から横からミリ単位でセンサーを動かしていた。内科の所見は異常なし。次の外科では、内科の所見と、前日のドックの血液検査の結果を診て、虫垂炎の所見なし。腸に滞留しているバリウムを出すために、「とりあえず浣腸をして」ということになった。浣腸でバリウムを出してしまうと”腸すっきり”。結局、「経過観察」を告げられ、そのまま帰宅することになった。但し、体調不十分につき、夜まで臥せって何もできず。大変な一日だった。人間ドックのバリウムが腸に閉塞したことが、腹痛を起こした原因だったよう。健康を維持する仕組みが病気を起こすなんて、洒落にもならない。点滴や、浣腸は今回初体験。いろいろ検査を受けていると本当に病気が進行していくような気持ちになるから不思議。人間ドックの”バリウム”にはくれぐれもお気を付けあれ。