「指定管理者制度」の恩恵
お盆休みで時間に余裕があるブロガーが増えたのだろう。2日ほどアクセスが急増している。ところで…。03年9月に自治体の公共施設の管理・運営に「指定管理者制度」が導入された。それまでは外部に委託する場合、財団法人など公共的団体に限定されていたのが、民間事業者なども可能になった。サービス向上と経費削減が主なねらいという。スポーツ施設や公園、文化ホール、図書館、美術館など多くの施設に導入されている。私の場合、公共のプールで「指定管理者制度」の恩恵を受けている。それまでは、月曜休館、夜は8時まで開場が一般的だったのが、定休なし、夜も9時、10時までに変わった。いろいろな催し物や”教室”も充実。自分のようなサラリーマンがとても利用しやすくなった。更にしばらく前まで通った”マスターズコース”のコナミのコーチはとても良かった。一方で「指定管理者制度」は、効率や採算が優先され、不採算部門の切捨てで公共性や安全性が損なわれないかといった懸念があるとされている。しかし自分の経験では実態は全くその逆。効率的にサービスを向上しようとする企業努力が、結果として採算性や安全の向上につながっている。参院選の自民惨敗で小泉構造改革路線の修正が予想されるが、”民間にできることは民間で”の原則は堅持して欲しい。お役所は信用できない。