マイカップの効果
ペットボトルリサイクル推進協議会の年次報告を見て驚いた。2006年度の清涼飲料用ペットボトル用樹脂の生産量は515千トン。515トンではなく、5十、1万、5千トンである。因みに、これはペットボトル用樹脂の生産量577千トンの89%に相当する。従って、ペットボトルの9割は清涼飲料用に生産されていることになる。しかも、毎年数%から10%程度増加している。日本は世界的にもリサイクルの優等生であり、2006年度の回収率は66.3%。それでも気の遠くなる程のペット樹脂を消費していることには違いない。身近な所で、事務所の大部分の机上には、今日もミネラルウォーターやお茶のペットボトルが置かれている。仕事をしながら1人1日1本は消費する。我が事務所の回収ボックスは夕方には溢れ返るはず。現代人は一体どれだけのペットボトルを消費するのだろうか?我々は余りにも安易にペットボトルの飲料を利用してるように思う。地球温暖化の対策にペットボトルのリサイクル率の向上が言われて久しい。しかし、最近はペットボトルの飲み物そのものを控えるほうが効果が大きいような気がしている。そこで私は、事務所ではペットボトル飲料は飲まないことにした。給湯室でマイカップにお茶を淹れるか、コーヒーサーバーのコーヒーを利用するかしている。それでも全く不便は感じない。これで年間約200本のペットボトルの消費が減ると思うと、意外に効果は大きいかも。