白い液体とコマクサの花
草津温泉に行った。初めての草津温泉は、温泉に入浴するのではなく、中和施設の見学が主目的。草津温泉の源泉は、草津白根山から湧き出る強い酸性の硫酸泉。そのまま下流に放流すると人の生活に影響するので、中和して利用するという。そんなことを知ったので、それを確かめるというのが今回の目的だ。その中和事業は石灰粉の立派な投入設備で行っていた。1日約40数トンもの石灰粉を、スラリーにして川に流している。年間を通じて休むことなく稼働していることに感心した。写真はその投入現場。絶え間なく、白いミルキー状の液体が川に注ぎ込まれている。 中和施設には見学コースが整備され、事業に関係のある草津・六合村の歴史・自然・文化・風土等も合わせて紹介されている。「草津温泉に流れる酸性の水を観て・体験して・知ることができる唯一のスポット」だ。帰りの道の駅では、コマクサが群生する遊歩道があり、珍しい白いコマクサが観られた。