サケの遡上
利根川でサケの遡上がみられるというので、利根大堰に行った。Wikipedeaによると『利根大堰(とねおおぜき)は、埼玉県行田市と群馬県邑楽郡千代田町の県境、利根川本川・河口から154km地点に建設された堰』。『利根川から水道用水を取水する為に見沼代用水元入がある地点』に作られている。大堰には魚道が設けられ、魚道がガラス越しに観察できる「大堰自然観察室」が設置されている。新聞報道では、遡上のピークには毎日300~800匹が上がっているとのことだが、行ったときはそれほど多いとは感じなかった。大堰の上から見ると、下流側に数匹の群れや、力尽きて水底に漂うサケが観察できた。たまに、その群れから一匹ずつ魚道を上って行くサケが観られた。観察室は魚道を横から見られるようになっていて、多くの人が遡上の瞬間を捉えようと、カメラを構えている。夜空を眺め、流れ星を待つような感覚だ。私は、十数分の間に一匹のサケが小さな滝を越えていくのが観察できた。大洋を巡り、利根川を154km遡って、更に上流を目指すサケの本能に感動!!