大和ミュージアムとてつのくじら館にて
「軍艦」を見て来た。場所は広島県呉市。JR呉駅からほど近い、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)と海上自衛隊呉資料館(てつのクジラ館)にそれはあった。大和ミュージアムには、その名の通り全長26.3m(10分の1)の大和の模型が展示されている。細部まで忠実に造られていて、模型と言う言葉は相応しくないかも知れない。昔、戦艦のプラモデルで遊んだ記憶がよみがえった。画像のように球形艦首の部分が美しい。球形艦首は、造波抵抗を低減する船のデザインの先駆けとなったもので、大和で最初に採用されたと聞く。他にも実物の零戦や特殊潜航艇などの貴重な資料が展示されている。てつのくじら館には、本物の潜水艦が展示されている。2004年に引退した潜水艦あきしおだ。排水量2250t、全長は76.2m。とにかくその大きさに圧倒された。この形の潜水艦、海に浮いているときは全体の3分の1しか見えていないのだが、全体ではこんなに大きかったのかと、感動するしかない。引退したとはいえ、本物の潜水艦を常時間近で見られるのはここしかない?因みに、あきしおの中も見学することができる。戦争の是非とは無関係に、戦う機能に徹した船の機能美に感動した数時間だった。