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2012/05/03
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テーマ:お勧めの本(7395)
カテゴリ:
GW後半の始まりは雨。

大雨警報が出るほどの天候で、予定した観光は絶望的。

そこで、我が家で晴耕雨読の実践となった。

読んだのは映画『ジョン・カーター』の原作『火星のプリンセス』。

数日前のブログで“一気火星”に読み終えたことを書いたが、創元SF文庫のこの本は合本版。

『火星のプリンセス』の他、『火星の女神イサス』『火星の大元帥カーター』を収録している。

全829ページの分厚い文庫本だ。

エドガー・ライス・バローズの火星シリーズはこの3作を第1集として第4集まであり、全11作の大作。

単行本としての『火星のプリンセス』が刊行されたのは1917年。

バローズはこの作品を契機としてアメリカSF界の第一線に踊り出し、以来、今日にいたるまでその優位は失われていないと、解説にあった。

まさにSFの古典。

フランス人が三銃士のダルタニアンを知っているように、中国人や日本人が孫悟空を知っているように、ジョン・カーターは英米人に馴染みがあるそうだ。

「火星シリーズは単なるSFの粋を越えた国民文学なのだ」

というわけで火星シリーズの第1作『火星のプリンセス』はSFファンなら必読をお勧め。


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Last updated  2012/05/03 10:43:44 AM
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