|
テーマ:子供の一言(495)
カテゴリ:カテゴリ未分類
将来は動物園の園長さんになりたいって言っていた我が家の弟君。
「動物園は嫌いだ!」 と、言うようになった。 こよなく動物を愛している息子にとって、あの動物園の動物たちの檻の中が耐えられないらしい。 狭い檻の中で、なんの目的もなく歩き回っている動物たちは見ていて楽しいよりも悲しくなると言う。 動物にはそれぞれに持って生まれた特性があるんだと、話してくれる。 足の速い動物は広い草原を駆け回る生活がいいんだと。 大きい体の動物はそれなりに広いところでのびのびと生きなくてはならないと。 そんな生きる権利を人間が取り上げてはいけないんだと言う。 ペットショップも嫌いだという。 値段を付けられて売り買いされていったり、売られていく商売道具のために子どもを生ませたりすることが嫌なんだと。 そう言えば最近はいろいろなペットブームで珍しい動物がペットとして飼われていると思えば面倒見切れなくなって捨てられているニュースをよく見る。 息子の言うようにやっぱり人間のエゴなんだろうなと思う。 人間と動物たちが共存していく世界は望んでも難しいと思うが、動物を命を大切にしていく心はずっとずっと持っていてほしいと思う。 ただ、我が家にとって祈りたいことは、できるだけこの息子が捨て犬や捨て猫に出会わないことなのだ。 もし、出会ってしまったら、もうそこにおいていけずに連れてきてしまうだろう。 我が家では面倒見切れなくなってしまう。 今までも何度もこんなことがあって、何度里親捜しをしたことか。 そのたびに家族が総出で連絡をしなければならなかった。 知り合いに次々と連絡し、そのまた知り合いを頼む。 大変な労力なのだ。 息子はいつか動物と関わる仕事をしたいと夢見ているがいったいどんな職業を選ぶのだろう。 動物園の園長だけにはならないことはわかったのだが・・・。 人が聞けばなんと優しい子と思われるだろう。 しかし、我が家の家族は「あーあ、また始まった」 という感じなのだ 。 「動物はねー、嘘つかないんだよ」 と言う息子。 そうだねー、嘘をつくのは人間だけなのかも知れないねー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月21日 17時12分39秒
|