テーマ:暮らしを楽しむ(387421)
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【大雪(-14)霜月朔日】
旧暦だと今日から11月。 東急の武蔵小杉駅が改築される前だから、10年以上前か? この辺になると記憶がはっきりしない。10代・20代は良く憶えているのだが。 駅のホームにおにぎり屋さんがあった。スタンドで食べる事が出来た。味噌汁に白味噌と赤だしがあった。私は何時も赤だしを頼んだ。 東京に来る前、2年間、岐阜に居た。月に何回か、名古屋へ仕事の打ち合わせがあった。お昼は何時も味噌煮込み(きしめん)だった。東京の人が名古屋駅前できしめん屋を探したが、「蕎麦屋は有ったけどきしめん屋がなかった」と言っていたが、名古屋では皆、きしめんは置いてある。 で、私は「赤だし」である。大阪は京風で白味噌なのだが、大阪ではそれほど味噌汁にはこだわってなかった。お雑煮もすましで「東京では味噌を入れるけどな」と母がよく言っていた。 ある時、この武蔵小杉の「赤だし」の味が変わった。で、私は店員に「味、変わったね、前の方が良かったのに!」と言うと「いろいろ調査の結果、こっちに決まったんですよ」と。 広尾で常駐現場があった。隣が駐車場で、名古屋ナンバーのベンツのスポーツカー。持ち主は学生。「昔、岐阜に住んでいて、名古屋ナンバーを見ると親戚の人に会ったようですよ」と話しかけた。 彼は名古屋在住で「爺さんは岐阜・岐南町に住んでます」と律儀に応えた。で、私は調子に乗って「味噌煮込みのきしめん、美味しいですよね」と言うと、彼は厳しい顔になって「味噌煮込みは名古屋です。岐阜はすましです」という。 京風の境目は関が原ではなく、木曽川のようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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