にじいろの日々

日が暮れるのが早いこのごろ　６時といえばもう真っ暗です
そろそろ夕飯を・・と思っていた矢先、玄関のチャイムが

出てみると見たことのない高校生の女の子が？？
「すみません、すぐそこで人が倒れているんです、わたし達たまたま通りかかったのですが・・」
驚いて外に飛び出すと、我が家近くを通っている道路からかなり段差になった畑に中に倒れた自転車と寝転がった人らしき影？？
真っ暗でほとんど見えないのだけど
もう一人の高校生の男の子がその人に付き添っているようす

どうやらその人、自転車ごと、畑に落ちてしまったらしいの
歩道から畑まで約１ｍくらい高低差があります
打ち所が悪かったのか？全く動けないけが人
何とか名前等は言えるのですが、何しろ体を動かせず、高校生達が引き上げようとしたけど重くて動かせなかったそうです

そのけが人、ご近所の人だったので家に走っていったのですが、家人に連絡が付かず、救急車を呼びました

「救急車がもうすぐ来ますよ」そういって私と子供たち（家に子供だけ置いておけないから・・）高校生達は外灯もない真っ暗な闇の中で待ちました

その間、ずっとひざにその人をのせてくれていた高校生の男の子
そばにいてくれた女の子

いまどきの若いものは・・・なんて言われますがこんなにやさしい子たちもいるんだね。感動しました

そのけが人はやがて来た救急車に乗って運ばれていきました

高校生達は帰っていきました・・・寒く真っ暗な中、本当にありがとう、とお礼をいいました

救急車の音を聞きつけて、近所のおばあさんがやってきました
誰が怪我したのか、何で怪我したのか、根掘り葉掘りそのときの状況を聞いてくるその人・・・
「いやー　私もよくわかりませんから・・」
と、話を切り上げました　が、あることない事、想像を膨らませてしゃべるのでちょっとなあ・・と思いました

次の朝、洗濯物を干していると、そのおばあさんが近所を回りながら畑仕事をしている人たちに、昨日の話しをして回っているのを見ました

人の不幸をわざわざ言いまわさなくても・・・ねえ。と思うのですが、どうでしょう

高校生を見習えって思ってしまった出来事でした