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テーマ:最近観た映画。(39918)
カテゴリ:映画を観たよ
有名な児童小説を原作にしたアニメ映画を観た。
〇ストーリー 交通事故で両親を失ったオッコは,祖母が経営する旅館に引き取られる。温泉街のある町に転校し,寂しがるオッコだが,幽霊のウリ坊とミユ,小鬼の鈴鬼に励まされ,優しくも厳しい祖母に指導され,旅館の若おかみとして成長する。そして・・・ ーーーーーーーーーー 全20巻にもなった人気の児童小説のシリーズで,姪も昔読んでいた。 映画は元ジブリのスタッフが製作しており,映画ファンにはとても評判が良かったのだが,一般公開では大コケをしてした不運な作品だ。キャラクター設定を,児童小説の表紙に忠実にしたのが敗因の一つと言われているらしい。 NHKで放映していて,それをアニメファンの甥(社会人)が喜んで観ていたが,かつてのファンだった姪(女子大生)は全く興味を見せなかった。不思議だな。 ーーーーーーーーーー 映画は丁寧にオッコの生活を描く。新しい家,新しい学校,新しい友人。そして女将としての修行を描く。 多くの客が訪れ,オッコの対応と失敗,そしてそこから学んだ成長が語られる。地味な展開になりがちな所を,幽霊たちがアクセントとなり,アニメとしての面白さを加える。 ーーーーーーーーーー こうした物語の中に,いくつか両親の事故死にまつわる思い出や関係者が登場し,小学生向け作品としては心に刺さる場面もある。オッコは本当によく我慢していると,大人までぐっと来てしまう。 さらに彼女の成長は,これまで支えてくれた幽霊たちとの別れも意味するらしい。それを一緒に描いた神楽を舞うラストは素晴らしい。 ーーーーーーーーーー 興行的にはダメだったらしいが,別の場で評価されているので良いのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.06.08 10:00:07
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